明石

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初戦に向け、応援の練習に励む野球部員=明石商業高校
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初戦に向け、応援の練習に励む野球部員=明石商業高校
吹奏楽やチアガールとの合同練習もした=明石商業高校
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吹奏楽やチアガールとの合同練習もした=明石商業高校

 明石商業高校(兵庫県明石市)は27日、第91回選抜高校野球大会の初戦を迎える。試合に備えて気合が入るのは、スタンドから選手を励ます控え部員も同じだ。今や全国で有名になった応援歌「アゲアゲホイホイ」を甲子園で初披露し、ヴィッセル神戸の「SHALALA」で昨夏の県大会での逆転劇を後押しした応援団。「この春もやらかすぞ!!」。メガホンを持つ手に力が入る。

 団長を務めるのは、2年の山口翔大さん(17)。昨年の秋季大会から2季連続の“登板”だ。

 今も山口団長の脳裏に焼き付くのは、昨年7月の西兵庫大会準決勝の記憶。小野高との最終回、3点を追う展開で、明石商の先頭打者が安打を放ち、チャンスが巡ってきた。

 「今や」

 「シャララでいくぞ!」

 部員たちが口々にはやし立てた。

 「お前たちこそが俺たちの誇り~。さあ、歌い飛び跳ねろ~」

 大太鼓のリズムに合わせ、歌詞を夢中で繰り返した。シンボルカラーの赤色のメガホンを空に突き上げた。

 チームは見事逆転。甲子園への切符をつかむ大事な勝利を収めた。

 自分たちの応援次第で試合の流れを変えることができる--。そう手応えを感じた試合だった。

   ○    ○

 同校は2015年夏、兵庫大会準々決勝で破った報徳学園の応援団から「報徳の代わりに甲子園でとどろかせてくれ」と、同学園のオリジナル曲「アゲアゲホイホイ」を託された。雄叫びをラテンのリズムに乗せる威勢のいい応援歌だ。

 翌16年春の選抜大会に出場した明石商は、同じ曲を「サンバ」と名付け、初めて甲子園で披露。ノリの良さでたちまち全国の高校に広まった。

 試合の流れを大きく変え、奇跡を起こす。部員たちが“魔曲”と呼ぶ応援歌は、ほかにもある。

   ○   ○

 静まりかえったアルプスにソロの歌が響き渡る「ダイナミック琉球」もその一つ。

 今季のボーカルは、山口団長が「声が一番通る」と太鼓判を押す2年の茂木郁海さん(17)だ。「ここ一番でチームの底力を呼び起こしたい」と意気込む。

 ほかにも、新しくレギュラーに定着した選手のテーマ曲に「学園天国」や、若者に人気のシンガー・ソングライターあいみょんのヒット曲「マリーゴールド」を採用。得点を決めたときの演奏曲も新しくした。

 指導する野球部コーチの壺坂圭祐さん(31)は「チームの強さだけでなく、応援団のすごさも全国級に」と意気込む。

 21日には初めて、明石商、明石南高、明石城西高、魚住東中の4校の吹奏楽団と合同練習をした。

 山口団長は「声だけで応援するのとは迫力が違う。スタンド一丸となって選手たちを励ましたい」。

 27日の初戦、アルプススタンドにも要注目だ。(小西隆久)

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