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今春定年退職した新聞部顧問の山本紀子さん
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今春定年退職した新聞部顧問の山本紀子さん

 明石城西高(兵庫県明石市)の新聞部顧問として、2013年から指導してきた山本紀子教諭が今春、定年退職を迎えた。

 1988年に同好会からスタートし、歴代の顧問と生徒の熱意でハンセン病や過労死などを取材し、高い評価を得てきた。「最初は全国レベルの賞を取る部を受け持つ自信がなく、不安も大きかったが、やればやるほどやりがいを感じるようになった」という。

 社会的な問題は、生徒が身近に感じないと記事が書けない。どれだけ当事者意識を持てるか。疑問や考えを共有できるよう、気兼ねなく会話できる部室づくりに腐心した。

 18歳選挙権が議論された2015、16年。部員の提案で生徒にアンケートし、高校生の政治意識を特集した。このときの紙面が大きな転機になった。

 部員自身が社会に関心を持ち、戦後70年特集につながった。大学の奨学金返済やブラックバイトなど、身近で切実な問題の取材にもつながった。

 いじめ問題に見られるように、学校文化には「目立たないように振る舞う」という空気が強い。

 「自分の考えを自分の言葉で語れる人になってほしい」と願う。それは「他人とつながっていくことが、社会や周りのためになる」と信じるからだ。(吉本晃司)

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