明石

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地域の自治会や布団太鼓保存会でつくる「あかし伝統夢まつり」の実行委員=明石市中崎1
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地域の自治会や布団太鼓保存会でつくる「あかし伝統夢まつり」の実行委員=明石市中崎1
岩屋神社の布団太鼓
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岩屋神社の布団太鼓
クモの刺繍が施された住吉神社西住吉講の布団太鼓
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クモの刺繍が施された住吉神社西住吉講の布団太鼓
西日本唯一といわれる1枚の布団屋根が特徴の和坂地区の布団太鼓
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西日本唯一といわれる1枚の布団屋根が特徴の和坂地区の布団太鼓
反り返った屋根が特徴の上西二見自治会の布団太鼓
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反り返った屋根が特徴の上西二見自治会の布団太鼓

 令和への改元を祝い、市制100周年を記念して5月2日に開かれる「あかし伝統夢まつり」。会場となる明石公園(兵庫県明石市)には、1869(明治2)年以来、実に150年ぶりに市内の34の布団太鼓が勢ぞろいする。秋には各地で勇壮な練りを見せる布団太鼓。見比べるとそれぞれに個性がにじみ、各地域の歴史や文化を物語っている。

 ■歴史を誇る屋台

 王子地区・王子布団太鼓保存会の布団太鼓は、明治2年に明石城に入った布団太鼓の1台。「明石名勝古事談」によると、岩屋神社の祭礼として、明石や淡路から21台の布団太鼓が明石城に集まった。王子地区の布団太鼓は昭和初期に別の地域に譲られ、2014年に再び同地区に戻ってきたという歴史もある。

 かつて10台以上の布団太鼓を集めて祭りを行っていた岩屋神社は、明石城の産土神。布団太鼓の巡行は担ぎ手の減少で一時途絶えたが、16年の秋祭りで50年ぶりに復活した。

 ■住民による手作り屋台

 西明石駅近くのマンション「ファミールハイツ明石」自治会には、マンション住民が一から作りあげた自前の屋台がある。高く差し上げる際の節回しも住民らのオリジナルで、市東部にありながら播州色が強くにじんでいる。

 二見町の岡の上自治会も、1980年に地域の大工が手作りした布団太鼓を誇る。やや小型ではあるが、現在も地域住民同士のつながりを象徴する存在だ。

 ■地域にちなんだ動物たち

 布団太鼓の周囲にかかる「高欄掛け」には竜やトラ、獅子などの刺繍がよく見られる。

 大久保町の住吉神社西住吉講には大きなクモの刺繍が。「おおくぼ」という地名にかけた模様といわれている。

 和坂地区・和坂自治会の布団太鼓は「かにがさか」とも呼ばれる地名にちなみ、大きなカニの柄が施されている。屋根にも特徴があり、「一丁マカセ」と呼ばれる1枚の布団屋根は、なんと西日本唯一の珍しい形という。

 ■布団屋根にも注目

 明石市内の布団太鼓は、3枚の布団を重ねた平らな布団屋根が多い。

 だが、西部では西二見秋祭り実行委員会のような緩やかに反り返ったもの、上西二見自治会のように反り返りが急なものもある。反り返った屋根は三木市や加古川市でもよく見られる。

 今回、登場はしないが、大蔵谷地区には5枚を重ねた布団屋根もある。

     ◆

 まつりでは、午前9時半から西芝生広場、東芝生広場の2カ所で、布団太鼓が4、5台ずつ練り合わせをする。34もの布団太鼓を見比べられるまたとない機会。150年ぶりの夢の競演を、さまざまな観点で楽しんでみてはいかが。(勝浦美香)

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