明石

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政策室に足を運び報告を受ける宮脇副市長=明石市役所
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政策室に足を運び報告を受ける宮脇副市長=明石市役所

 兵庫県明石市の副市長に5月16日、就任した宮脇俊夫さん(58)が、神戸新聞社のインタビューに応じた。総務、政策部門の幹部として、子育てや犯罪被害者支援、児童相談所の設置など、全国的に注目を集める市の施策推進を支えてきた。ナンバー2としての抱負や、まちの将来展望、課題を聞いた。(聞き手・藤井伸哉)

 ■泉房穂市長の暴言問題で市政が大揺れになりました。

 以前から、市長の叱責の仕方が不適切との認識はあったが、進言が足りなかった。言いづらい雰囲気があったが、市長に近い立場の人間として、もっとはっきり言うべきだった。反省している。

 パワハラ防止の取り組みを特別職がまず実践し、全庁的に実効性のある仕組みや相談体制を整える。

 ■どう改善しますか。

 市長の得意分野は頻繁に協議があったが、都市整備などの部門は不十分で、事業が進んでいないなど、悪い情報を共有できてていなかった。

 子育てなど重点施策以外でもきちんと進捗管理ができるよう、市長協議を政策室に一元化して、情報を共有する。調整がきちんとできるよう、政策室に自分の席を置いており、副市長室から出て積極的に協議したい。

 ■泉市政8年間の受け止めは。

 人口増や税収増によるまちの好循環ができ、市民目線で大きな成果が出ている。中学生までの医療費や第2子以降の保育料の完全無料化は財政負担を心配する声もあったが、好循環のサイクルが予測できたので推進した。「まずやってみよう」という点では、市長と波長が合った。

 ■とはいえ、将来的には、人口減少が避けられません。

 当面は積極的な施策を続けることで、人口増を維持できると考えている。

 一方で、好調な時期こそ将来負担を視野に、人口減に対応した公共施設の適正配置や、行政機能の取捨選択を考えておきたい。

 ■注力する政策は。

 明石市が掲げる「すべての人にやさしいまち」は、国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」(2016~30年)の理念をベースにしている。貧困の撲滅や不平等の是正などが目標で、明石でもその具体策として、年齢や障害に関係なくすべての人にやさしいまちづくりを進めていきたい。

 「本のまち」にも力を入れ、図書館の増設を検討する。

 ■市役所本庁舎の建て替えは、防災面を考えると待ったなしですね。

 改選前の市議会で「2年後をめどに方向性を決める」との結論が出た。

 本庁舎の方針が決まらないと、大久保駅前にある日本たばこ産業跡地の活用法も固まらない。

 市民サービスのあり方とコスト削減を考え、議会とともに慎重かつ迅速に結論を出したい。

【宮脇俊夫氏(58)】1983年入庁。総務部長や政策局長を歴任した。ストレス解消法はウオーキングで、朝霧から二見まで市内各地を巡る。明石が誇る海に加え、北部の林などの自然や急ピッチに進む宅地開発など、まちを再発見する機会でもある。学生時代は、神戸・元町の高架下にあった立ち飲み店でアルバイト。県職員や会社員、外国の船員など幅広い人に接し、コミュニケーションを学んだという。「やってみます」がモットー。

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