明石

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「明石空襲の碑」の前で牧野満徳さんの解説を聞く参加者=明石公園
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「明石空襲の碑」の前で牧野満徳さんの解説を聞く参加者=明石公園
空襲で焼け残った御霊屋に集まった参加者=長寿院
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空襲で焼け残った御霊屋に集まった参加者=長寿院

 兵庫県明石市内に残った戦跡などを巡る「第10回ピースウォーク明石」が1日、同市人丸町や上ノ丸周辺で行われた。2010年から毎年この時期に市内各地を歩いてきたが、10回目の今回で終了することになり、過去最多の約80人が参加。大聖寺や明石公園の慰霊碑などを訪ね、平和への思いを深めた。

 市民団体「ピースネット明石」が主催。明石は戦闘機を製造していた川崎航空機(現川崎重工業)の工場があったため第2次大戦の空襲被害が大きく、市の記録では6回の空襲で約1500人が犠牲になった。ピースネット明石は、特に被害が大きかった1945年6月9日に近い日程でピースウォークを開催してきた。

 明石駅に集まった参加者は、ガイドの牧野満徳さん(79)の先導で東へ。バラックが多数あった終戦直後の銀座通りで大火が発生し、復興の過程で今の大通りになったことや、空襲で焼けた長寿院(人丸町)の住職が、焼け残った御霊屋で寝泊まりしながら再建したことなどを牧野さんが説明すると、参加者は興味深そうに聞き入っていた。

 明石公園の「明石空襲の碑」前では、空襲の状況を解説。牧野さんは「明石城が築城されたときの元号、元和は平和な時代に戻ってほしいという願いがこもっている。令和でも戦争のない平和な時代にしていかなくては」と語気を強めた。

 取材で参加した明石城西高校新聞部の1年生、女子生徒(15)は「明石に住んでいても知らなかったことや行ったことがなかったところがあり勉強になった。新聞に載せ、城西高生が平和を考えるきっかけにしたい」と話していた。

 ピースネット明石の女性会員(81)は「多数参加してくれた若い人にピースウォークを引き継いでもらえたら」と期待を込めていた。(吉本晃司)

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