明石

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市内全戸に配布された新ハザードマップ
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市内全戸に配布された新ハザードマップ
明石川の洪水浸水想定区域(1000年に一度の大雨を想定)
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明石川の洪水浸水想定区域(1000年に一度の大雨を想定)
赤線より南が津波の警戒が必要な範囲(標高3メートルライン)
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赤線より南が津波の警戒が必要な範囲(標高3メートルライン)
神戸新聞NEXT
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 兵庫県明石市は、風水害や地震の危険度を地域ごとに示したハザードマップを3年ぶりに改訂した。昨年大きな被害をもたらした豪雨や台風を踏まえ、明石川流域は県が公表した「千年に一度」クラスの大規模浸水被害想定を盛り込んだ。市はA4判の冊子を5月中、市内の全戸に配布した。梅雨入り前に、自宅周辺の危険度や避難先を点検してほしい。(吉本晃司)

 新ハザードマップは32ページ。旧版の16ページから倍増した。

 主に「風水害編」を強化し、地図の縮尺を3万分の1から2倍以上の1万3千分の1に拡大。市内を6分割し、戸建てやマンション、施設、道路などを細かく判別できるようにした。

 洪水と土砂災害の危険カ所は市内全域を網羅。高潮は二見の人工島や明石港周辺など、沿岸3地域の浸水想定区域を示した。

 県は昨年6月、明石川流域について「千年に一度」の降雨を想定した浸水被害区域を公表。市は新ハザードマップにこれを反映させた。浸水面積は従来の「100年に一度」の大雨から1割ほど拡大し、浸水の深さは林地区などで約3メートルから約5メートルになった。

     ◆

 「地震編」では、津波の警戒が必要な標高3メートルのラインを赤い線で表示した。

 明石駅東側ではJR、山陽電鉄の高架を越え、山下町、人丸町の一部まで警戒区域に入っている。ハザードマップでは明石公園の高台や人丸小学校まで避難するよう呼び掛けている。

 市総合安全対策室の担当者は「地図を見てどこに自分の家があり、どこに避難すればいいのか、マークしながら確認してほしい」と話す。(吉本晃司)

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 今回更新されたハザードマップを見ると、地域ごとに注意すべき点が変わってくる。

 ■朝霧、人丸地区

 斜面を削って住宅地にしたところが多い。県は昨年12月、土砂災害特別警戒区域を指定しており、市内では朝霧、人丸小校区に3カ所ある。風水害時には土砂崩れに注意。

 ■明石、中崎、大観、王子、林地区

 明石川が氾濫すると広範囲に浸水被害が及ぶ。林、大観小校区では、千年に一度の大雨で浸水の深さが5メートルに達する地域もある。

 明石川沿いでは氾濫による家屋の倒壊も想定されている。高潮の被害は中崎、明石、大観小校区で国道2号より北側でも2メートル、JR神戸線より北側でも1メートルに達する恐れがあり、高い場所への避難が適切。

 また、JR神戸線以南と明石川沿岸は地震時には揺れが激しく、液状化の危険も極めて高い。山陽電鉄より南側は標高3メートル以下なので、南海トラフ地震発生時はできるだけ北へ避難する。

 ■藤江、谷八木、江井島地区

 谷八木では、沿岸部を中心に土砂崩れの恐れがある。

 江井ヶ島漁港では高潮が2メートル以上になる恐れがある。谷八木川河口、江井ヶ島漁港は標高が3メートル以下なので津波から避難する。

 ■山手地区

 JR神戸線以北の赤根川沿岸を中心に、浸水被害に注意。

 ■清水、錦浦、二見北地区

 清水川、瀬戸川沿岸は浸水被害に注意。瀬戸川河口付近は標高3メートル以下なので、津波から避難。

 ■二見、西二見地区

 漁港周辺、人工島では高潮が2メートル以上になる恐れがある。津波の危険も同様に高く、人工島は液状化の危険も極めて高い。

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 市によると、震度5弱以上の地震が発生した場合、小中学校に避難所が開設される。家族で話し合い、あらかじめ避難場所を決めておく。

 30年以内に70~80%の確率で発生すると予想されている南海トラフ地震では、発生115分後に最高2メートルの津波が明石沿岸部に到達する恐れがある。

 市は発生から1時間以内に山陽電鉄より北側、市東部ではさらにJR神戸線より北側、明石小校区では明石公園の高台か人丸小学校へ避難するよう呼び掛けている。

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