明石

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早苗が揺れる水田を縫うように歩く氏子たち=明石市魚住町清水
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早苗が揺れる水田を縫うように歩く氏子たち=明石市魚住町清水
カメラマンが見守る中、木製の「オックハン」を水に付ける氏子たち
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カメラマンが見守る中、木製の「オックハン」を水に付ける氏子たち

 江戸時代後期から伝わるとされる民俗行事「オクワハン」が23日、兵庫県明石市魚住町清水の清水神社などであった。小さな木製のくわ「オックハン」を持った氏子4人が水源地や田畑など約4キロを歩いて巡り、今季の豊作を願った。

 オクワハンは田植えの終了を祝い、田の神を送る「サナブリ」や「サナボリ」と呼ばれる祭りの一つ。「講」という農家の組織が主体的に執り行う。1994年に市の無形民俗文化財に指定され、地元の清水村民俗行事世話人会(山崎年實代表)が伝承している。

 この日朝、神社に集まった氏子たちが神事に臨み、稲垣英夫宮司(68)が祝詞を奏上。参列者が玉串をささげ、おはらいを受けた後、4つの「講」の代表が山吹色の装束姿で出発した。

 4人は、クワの木で作った長さ約50センチの「オックハン」と金色の御弊を持ち、シャラシャラと鈴の音を響かせながら黙々と歩く。水源地でオックハンを水に付けると、4人は順次、四つのルートに分かれ、早苗が揺れる水田などを縫うように地域を巡った。最後はため池で合流し、ほこらで般若心経を読み上げた。

 世話人の1人、男性(67)は「先人から受け継ぐ大事な行事。守り続けた先人をしのび、次世代への伝承に努めたい」と話した。(小西隆久)

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