明石

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下村誠治さんから安全への思いを聞く市職員=明石市大蔵海岸通1
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下村誠治さんから安全への思いを聞く市職員=明石市大蔵海岸通1

 花火大会の見物客11人が亡くなった兵庫県の明石歩道橋事故の発生から18年になるのを前に、明石市は19日、事故後に入庁した若手職員の研修会を開いた。事故で次男=当時(2)=を亡くした神戸市垂水区の下村誠治さん(61)が現場の歩道橋で当時の体験や安全・安心の大切さを語った。

 市は、2001年に発生した大蔵海岸砂浜陥没事故も含めた教訓を継承しようと、7月21日を「市民安全の日」に制定。現在、二つの事故後に入庁した職員が4割を超えており、13年度からは5年目までの若手を対象に研修を続ける。

 今年は39人が参加。慰霊碑前で下村さんは「今でもここに立つと苦しくなるが、少しでも教訓を伝え、再発防止を願って語り続けている」とし「台風や水害でも、誰かではなく自分が責任を持って対応する気持ちを常に忘れないで」と訴えた。

 入庁1年目、障害福祉課の井上千鶴さん(22)は「当時は4歳だったが、知らないではすまされない。市の職員として背負っている責任の大きさを改めて痛感した」と表情を引き締めた。(小西隆久)

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