明石

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会場の工場跡地に敷かれた線路上の車を現地の人が押し、車上にいる競り人が登場して、舞台は幕を開けた=ポーランド・ビドゴシチ
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会場の工場跡地に敷かれた線路上の車を現地の人が押し、車上にいる競り人が登場して、舞台は幕を開けた=ポーランド・ビドゴシチ
演奏する牧村英里子さん。ピアノの上に、赤いちょうちんを飾った=ポーランド・ビドゴシチ
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演奏する牧村英里子さん。ピアノの上に、赤いちょうちんを飾った=ポーランド・ビドゴシチ
観客に木札に願い事を書いてもらい、しめ縄に取り付けてもらった。赤いひもは子午線の象徴。珍しい光景を写真に収める人も=ポーランド・ビドゴシチ
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観客に木札に願い事を書いてもらい、しめ縄に取り付けてもらった。赤いひもは子午線の象徴。珍しい光景を写真に収める人も=ポーランド・ビドゴシチ
ポーランド公演には日本から10人が出演。さまざまな和の装いで演じた=ポーランド・ビドゴシチ
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ポーランド公演には日本から10人が出演。さまざまな和の装いで演じた=ポーランド・ビドゴシチ

 まちの魅力を音楽や演劇などを織り交ぜた総合芸術として表現する「コンサートパフォーマンス ときはいま」がこのほど、ポーランド北西部の都市ビドゴシチで披露された。初の海外公演で、現地の市民ら約100人が、兵庫県明石市の魅力が盛り込まれた舞台を鑑賞した。(金山成美)

 「ときはいま」は、時と海をテーマにした本紙明石版の連載をまとめた書籍「あかし本」が原案。明石市生まれ、神戸市垂水区育ちで、欧州を中心に活躍するピアニスト牧村英里子さんが脚色、演出し、これまでに明石や神戸で5度公演してきた。

 今回は、ビドゴシチで開催されたアートフェスティバル「オコ ニグディ ニェ シュピ(目は決して眠らず、という意味)」のプログラムの一つとして公演。同フェスは6回目で約25組の芸術家が参加、今年は日本ポーランド国交樹立100周年記念事業に認定されている。出演のため、日本から10人が訪れた。

 会場は、映画製作所になっている広大な工場跡地。中央にピアノを置き、後方に大漁旗を飾り、一夜限りの舞台を演出した。明石市漁業組合連合会を代表して出演した競り人、宮崎鉄平さん(31)による競りで幕開け。テンポのよい符丁で観衆を引きつけた。

 その後、万物は5元素からなるという自然哲学の思想「五行説」をテーマに展開。「火」ではふんどし姿の男性がちょうちんを、「水」では剣士が水の入った盆を運び、牧村さんが雅楽の曲に合わせてピアノを演奏した。「木」では、岩屋神社(明石市)の氏子の装束を身に着けた男性2人が拍子木を打ち鳴らし、木札を観客に渡して願い事を書いてもらった。「金」では巫女(みこ)役3人が戎舞(えびすまい)を披露。「土」ではしめ縄に木札を取り付けてもらい、日本とポーランドの友好を表現。最後はラベル「ボレロ」を演奏して大団円を迎えた。

 日本の伝統が織り込まれたパフォーマンスに、観客から大きな拍手が送られた。同フェス主催団体「チャルヌィ カルゼゥ」のマルタ・フィリピアック代表は「日本や明石のルーツが感じられ、日本とポーランドが文化を通してつながり、素晴らしかった」と絶賛。宮崎さんは「七夕のように願い事を取り付けてもらい、日本とポーランドが融合できたように感じた。漁業をはじめ、まちの魅力を伝えられ、とても有意義な時を共有できた」と充実感に浸っていた。

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