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必勝の願いを込め、タコのだるまにメッセージを書き込んだ近藤勝代さん(左)と近藤若子さん=明石市大久保町大窪
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必勝の願いを込め、タコのだるまにメッセージを書き込んだ近藤勝代さん(左)と近藤若子さん=明石市大久保町大窪

 初戦まであと3日。全国高校野球選手権大会で明石商が花咲徳栄(埼玉)と対戦する第6日(11日)を前に、卒業生の応援も熱を帯びてきた。兵庫県明石市内の介護老人保健施設「恵泉」に通う近藤勝代さん(81)は明石商1期生。初戦突破を祈願し、「置くとパス(通過)」にちなんだタコのだるまをリハビリの仲間と手作りした。

 だるまは、施設利用者の社会参加を目的に同施設で長年作っている。これまでも阪神タイガースや地元の飲食店など、さまざまな相手に贈ってきた。

 明石商の甲子園出場が決まるやいなや、施設では「今度のだるまは明商のために作ろう」と声が上がった。

 制作には時間と手間をかける。既製品のだるまに新聞紙を重ね、一回り以上大きくする。その上に白い紙を貼って色を塗り、タコの足や小道具を加える。

 「S」と書かれた明石商の野球帽をかぶり、タコの足先には黄金のバット。背面に「全国制覇」の文字と校章を刻んだ。

 すべて仲間との共同作業。10日ほどかけて「タコだるま」が完成した。

     ◇

 同校野球部の大ファンという近藤若子さん(90)と勝代さんの2人が仕上げのメッセージを書き込んだ。

 若子さんは、明石商の試合はテレビで欠かさず観戦する。「どんな時も諦めない姿を見ると、私も頑張って生きなければと思う」。開会式の入場行進で涙を流してしまったという。

 「悔いのない試合を」との願いを込め、だるまに「平常心」と書き込んだ。

 勝代さんは、1期生の時代を「あの頃は生徒が少なくて、野球で全国を目指すなんてありえなかった」と振り返る。

 「それが急に強くなって、2年に一度の同窓会では野球の話で持ちきり」と話し、「試合も見に行けないし、何もできないけど、大切な母校を少しでも応援できたら」と、だるまの背面に「がんばれ 明商」と書いた。

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 タコだるまは9日、明石商で楠田俊夫校長に届ける。(勝浦美香)

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