明石

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泉房穂・明石市長=明石市役所
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泉房穂・明石市長=明石市役所

 国土交通省が8月、4ルート案を示した「播磨臨海地域道路」(神戸市西区-兵庫県太子町)。兵庫県明石市二見町を縦断し、第二神明道路に接続する「明石案」に反対する泉房穂市長に、理由を聞いた。(聞き手・藤井伸哉)

 -第二神明道路と接続するため、明石市二見町周辺を南北に縦断する「明石案」に反対している。

 昨秋、関係者から具体的なルート案を聞き、住民に意見を求めたが、反対ばかりだった。海の生態系に悪影響が出る懸念があるし、立ち退きで地域が分断されかねない。4月の県・市町懇話会、ルート案発表時とも一貫して反対してきた。

 -同県加古川市を通る案でも「明石西ジャンクション」が建設されるが。

 具体的な予定地が分からず、明石市内なのか神戸市西区なのかさえ分からない。明石を通るなら地元の理解が必要で、住民が反対ならば反対だ。

 市長は国の事業に漫然と従うのではなく、市民の声で判断すべきだ。

 -加古川案は受け入れられるか。

 国の事業で他市町を通るのだから、反対はできない。ただ、開通までに数十年かかるとみられる上に、コストは安くても6千億円。

 一方、明石市が整備を目指す「山手環状線」は20億円台の整備費で、数年後の完成が見込める。国道2号の渋滞が緩和でき、安全性も高まる。優先度では、播磨臨海地域道路より早い整備を求めたい。

 -明石市も臨海道の促進団体メンバーだ。経済関係には賛成の声がある。

 道路整備自体は否定しておらず、優先順位の問題だ。財界に賛成する人が多いのも分かる。ただ、明石ルート案は地域に寄り添った結論を出したい。大企業の利益よりも地元住民の生活を守りたい。

 完成時の社会状況も考え、膨大な維持管理費など政策の合理性も検証すべきだ。渋滞緩和などのメリットは一定理解するが、今と同じような車社会が続いているかどうかも分からない。

 内陸、沿岸ルートの賛否については、関係市町が判断することなのでコメントは控えたい。

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