明石

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明石市役所の本庁舎(左)。議会棟(右)周辺が建て替えの候補地になっている=明石市中崎1
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明石市役所の本庁舎(左)。議会棟(右)周辺が建て替えの候補地になっている=明石市中崎1
明石市新庁舎の配置イメージ図
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明石市新庁舎の配置イメージ図

 兵庫県明石市議会は15日、本会議を開き、市役所本庁舎の現地建て替えを求める特別委員会の提出議案を全会一致で可決した。国による財政支援の締め切りが2020年度末に迫っていることが主な理由。市は決議を受け、今後の計画や設計のスケジュールを決める方針。

 本庁舎は1970年に建設された。鉄骨鉄筋コンクリート造り8階建て。50年の耐用年数が迫っている。

 改正耐震改修促進法に基づく耐震診断で、震度6強以上の揺れで倒壊の危険性が「高い」とされた。また、「千年に一度」の大雨が降った場合、明石川の洪水で周辺は最大1・6メートル浸水するとされた。南海トラフ地震が発生した場合の津波は明石市沿岸部で最大2メートルとされ、市役所の浸水は想定されていない。

 防災意識の高まりを受け、市議会は2017年5月、新庁舎の整備方針を議論する特別委員会を設置し、計10回議論。市も有識者会議を置き、移転か、建て替えかの検討を重ねてきた。

 市は9月、JT跡地との2案にしぼったが、移転の場合は条例で市議の「3分の2」の賛成が必要になるため、議会側は合意形成の時間が足りないと判断した。

 本会議では、賛成討論では市議が「市民の意見を的確に把握する取り組みが不十分」とする一方で、「国の制度を活用するには、直ちに結論を出す必要がある。財政負担の軽減は市民の利益に直結する。不十分な点があっても是認すべき」と述べた。

 市によると、現地建て替え案の新庁舎は11階建て。浸水対策として1階部分は駐車場などに活用する。

 現在の議会棟に整備し、本庁舎のある敷地は民間に売却する予定。概算事業費は約138億円。

 本年度中に基本計画を定め、建物の配置やデザインを盛り込んだ基本設計を経て、20年度中に施工のための実施設計に着手する。おおむね1年程度かけて設計し、順次着工する予定。

 泉房穂市長は「多様な意見がある議会が全会一致で可決したことの重みを受け止める。市長として最大限尊重したい」と話した。(小西隆久)

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