明石

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神戸フリースクールの室内=神戸市中央区下山手通8
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神戸フリースクールの室内=神戸市中央区下山手通8

 明石で誕生し、不登校の子どものよりどころになっている神戸フリースクール(神戸市中央区)が来年、創立30周年を迎える。明石から始まった歩みを振り返り、子どもの権利について考える集いが15日、市立文化博物館である。「多様な学び方を認め、子どもの自立を支える地域社会をみんなでつくっていきたい」と代表の田辺克之さん(75)。明石での活動再開も視野に入れているそうだ。

 明石フリースクール「冬夏舎」は1990年、明石市内で学習塾を開いていた田辺さんが設立した。

 だが、阪神・淡路大震災のあった95年、山電人丸前駅近くにあった田辺さんの自宅兼教室が全壊。市内の空きビルに間借りした後、神戸市内に移転し、神戸フリースクールを開設した。

 2009年には高卒資格が取得できる「神戸自由学院」も併設。ビル2階の大広間には談話スペース、音楽室、学習室、コンピュータースペースがあり、子どもたちが学年を超えて学び合っている。

 現在、神戸や明石市内の小中高校生30人が通っている。

     ◆

 田辺さんが重視してきたのは子どもが安心できる居場所づくりだ。

 「明石でフリースクールをつくった頃、教育委員会は『学校の敵』のような対応だった」と田辺さんは苦笑いする。

 不登校の児童生徒が全国で10万人を超え、多様な学びを求める声が高まる中で、学校や保護者の考えも少しずつ変わってきた。

 16年には「教育機会確保法」が成立。不登校を「必要な休養」と認め、国や自治体が多様な学びを支援するよう求めた。

 田辺さんは「せっかくできた法律を具体化するために、みんなで知恵を出し合いたい。明石にも拠点が必要か、多くの意見を聞かせてほしい」と話す。

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 「不登校と子どもの人権を考える集い」は午後2時~4時半。教育専門家の講演のほか、同スクールに通うたいき君(10)、くるみさん(13)、今は社会人や主婦になった冬夏舎の卒業生らが自らの体験を語る。会場は上ノ丸2の文化博物館2階会議室。無料。定員80人。同スクールTEL078・360・0016

(木村信行)

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