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県内での感染者確認を受け、当面の対策について話す浜田昌範所長=あかし保健所
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県内での感染者確認を受け、当面の対策について話す浜田昌範所長=あかし保健所

 新型コロナウイルスの感染者が県内でも広がってきたな。「なんか怖いわ~」があいさつ言葉になってきた人、多いんちゃう? こういう時こそ明るい話したいんやけど、もうちょっと新型コロナの勉強しとこ。今日は、2月20日の明石版に出てくれた日本感染症学会認定ICD(専門医)の浜田昌範・あかし保健所長にもっかい登場してもらお。「手作りのマスクでも、しないよりはした方がいい」とか「子どもが少人数で外遊びするのは問題ない」とか、大事なこと教えてくれてるで。

■兵庫県内で感染者が出た。一般市民は新たな対策をしなければいけないのか

 「これまでと変わらない。しっかり手洗いをし、十分に休養して体力を蓄え、熱がある人は外出を控える。基本が大事だ」

■あかし保健所への相談件数の変化は

 「感染者が増え始めた2月25日以降、専用電話への相談件数が増え、県内初感染が確認された翌日の3月2日は当初の2倍以上の44件だった」

 「新型コロナウイルスの感染を確認するPCR検査の実施件数は181件(1月31日~3月3日)。明石から出た検体もあるが、陰性だった」

■県内の感染者は感染経路が分からない人もいる

 「今、気をつけなければならないのは、換気が悪い狭い空間に長時間、人が集まること。小中学校が休校になったからといって、家族や友人とカラオケ店やゲームセンターなどに行くべきではない」

■学校園が休校、休園になり、あかしこども広場も閉鎖された。ストレスがたまる子どもにどう対処すればいいのか

 「同じおもちゃを多くの子どもが触れるような施設が閉鎖になるのはやむを得ない。公園などで3、4人の子どもが外遊びをするのは何ら問題ないので、近くの公園や海岸で走り回って構わない」

■一部で閉館した図書館や美術館がある中、あかし市民図書館や文化博物館、天文科学館は開館している。行っても大丈夫なのか

 「市が対策本部を設置したその日のうちに、私が各館を訪問して換気や消毒液の配備などを職員に助言し、人の混み具合も確認した。図書館は下を向いて静かに本を読んでいる人がほとんどで、つばが飛び交うような状況ではない」

 「天文科学館や文化博物館も来館者が静かに展示などを見る状況なので図書館と同様だ。急に来館者が増えているわけでもなく、図書館などで静かにすごすことは全く構わない」

■保護者や周囲の大人がやるべきことは

 「子どもたちが自宅などにとどまっていたとしても、大人は通勤や仕事で多人数と接触している。学童保育に預けた子どもを迎えに行く時など、親こそ手洗い、せきエチケットを励行してほしい」

■マスク不足で困っている人が多い。マスクがないと感染の危険が高まるのか

 「ウイルスはN95規格(微粒子用)のマスク以外は通過してしまう。それでも、電車やバスなど、多くの人が密集する空間では、他人からのつばの飛沫を防止するため、手作りのマスクでも、しないよりはした方がいい。私も保健所内ではマスクをしていないが電車やバスに乗る時はマスクをしている。一番安全なのは人混みの中に行かないこと」

■今、保健所の職員にもマスクをしている人としていない人がいる。なぜ

 「感染症の専門家なので、換気の悪さや人の多さなど、どんな空間が危ないかを判断できる。私は保健所内ではマスクをしていないが、この空間が危険ではないという判断のほか、本当に必要になったときのためにマスクを無駄遣いしないという考えもある」

 「マスクがなくて不安な人は自作してもいい。私も孫のために自作した。ただ使ってくれないが(笑)」

■医療機関を受診し、PCR検査をしてほしいと言ってもしてくれないとの声がある

 「今は季節性インフルエンザが多い時期。現場の医療機関では、発熱や風邪、肺炎の症状があっても、積極的に新型コロナウイルスによる肺炎を疑うよりは、インフルエンザや誤嚥性肺炎の方を疑う」

 「保健所は医療機関からPCR検査の依頼があれば拒否できない。現場の医療機関で詳しい診断をしており、新型コロナの検査を受けなくてもいいと言われたのなら、通常のインフルエンザなどと診断されたと理解してほしい。正確な情報を基に落ち着いて行動してほしい」(吉本晃司)

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