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就労を目指す利用者が制作したLINEのオリジナルスタンプ
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就労を目指す利用者が制作したLINEのオリジナルスタンプ
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就労を目指す利用者が制作したLINEのオリジナルスタンプ
セラピー犬「こはる」(奥)をモデルにスタンプを制作した利用者の男性=明石市相生町1
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セラピー犬「こはる」(奥)をモデルにスタンプを制作した利用者の男性=明石市相生町1

 障害者の就労支援に取り組む兵庫県明石市の一般社団法人「伸楽福祉会」(同市大蔵天神町)が、無料通信アプリLINE(ライン)で使用できるスタンプの配信を始めた。運営する事業所で人気者のセラピー犬などをモデルに、利用者が全24種類を制作。新型コロナウイルスの影響で事業運営が厳しさを増す中、新たな収益源に育てようと関係者が期待を寄せる。(川崎恵莉子)

 スタンプを手がけたのは、同法人が運営する就労継続支援B型事業所「オフィスジョブエル」(明石市相生町1)。

 現在は14人の利用者が、寄付で集まった衣類などをフリーマーケットアプリ「メルカリ」に出品する作業を中心に行う。プログラミングに詳しい利用者ら個々の能力を生かし、昨年からはホームページの管理や名刺のデザインなどネット関連の仕事も取り入れる。

 スタンプ制作は、出版社でデザインの仕事をしたことがある男性(40)が担当。これまでの経験で培ったパソコン技術や専用ソフトを活用し、スタンプのデザインから販売まで全ての作業をこなしている。

 スタンプのモデルは、利用者らがかわいがるセラピー犬「こはる」、同法人が運営する雑貨店「ありがたや」(同市大蔵中町)のキャラクター「福助くん」から着想。男性は「ここでは得意分野を生かして自分のペースで仕事ができる。自分がデザインしたスタンプが実際に販売され、やりがいを感じる」と話す。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、雑貨店は15日から臨時休業。利用者の働く場や収入源の確保が急務となる中、指導員の女性は「スタンプの配信が今後の収益や次の雇用につながるきっかけになれば」と望みを託す。

 ラインのスタンプショップで「伸楽福祉会」と検索すれば購入できる。こはるは8種類、福助くんは16種類がそれぞれ1セットで120円。同法人TEL078・777・2335

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