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救急隊員の感染が判明し、会見する消防局幹部=26日夜、明石市役所
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救急隊員の感染が判明し、会見する消防局幹部=26日夜、明石市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、26日には明石市消防署二見分署(兵庫県明石市)の救急隊員に感染者が確認された。陽性判明前の患者を救急搬送する際、救急車内で濃厚接触し、感染したとみられる。医師などの医療関係者と同じく、感染リスクにさらされる救急隊員の対策はどうなっているのか。(小西隆久)

 市によると、感染した40代の男性隊員は20日午前9時半すぎ、「頭痛と気分不良」を119番で訴える70代女性を自宅から市内の帰国者・接触者外来に救急搬送した。救急車には別の隊員2人が同乗した。

 市消防局は、通報段階から新型コロナの感染が疑われる場合、ガウン上下やゴーグル、高機能の医療用マスクや使い捨て手袋を二重にする完全防備での対応を定める。今回は通報時に発熱などの症状がなく、通常のガウンやサージカルマスクなどの着用にとどめた。

 車内感染を防ぐため、窓を開けたり、換気扇を回したりする対応も取れるが、今回は外気温と患者の状態などを現場判断で考慮。窓を開けずに約30分以上、酸素吸入などを続けていたといい、多くの飛まつと接触する状態だったという。

 「通報内容だけでなく、現場での問診なども含め、感染は常に想定している。今回のようにこれまでにあまりない症状だけでは、(感染の)疑いを把握し切れなかった」と、長谷川健消防署長。すべての出動に完全防護で臨むのは「現実的ではない」とも述べた。

 男性隊員ら3人は、女性の感染が判明するまで計4件4人の患者を搬送。あかし保健所によるその後の調査で、各患者は隊員の濃厚接触者には該当しないとされた。3人とも22日午後から自宅待機しており、二見分署に勤務する消防隊員ら17人にも濃厚接触者はいなかった。

 同署は22、25日と2回にわたって庁内を消毒。現在は通常体制に戻っている。

 今回のケースをめぐり、他の消防署からも不安視する声が多く寄せられているといい、長谷川消防署長は「今まで以上に危機管理意識を高め、あらゆることから疑いの可能性を察知してもらうしかない」と話す。

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