明石

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人の触れる場所は徹底的に消毒する=明石市貴崎4、恵比寿湯
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人の触れる場所は徹底的に消毒する=明石市貴崎4、恵比寿湯
銭湯への感謝の思いがつづられた手紙=明石市貴崎4、恵比寿湯
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銭湯への感謝の思いがつづられた手紙=明石市貴崎4、恵比寿湯

 新型コロナウイルスの感染拡大は、地域の憩いの場、銭湯に利用客の減少など少なからず影響をもたらした。兵庫県明石市内では6軒の銭湯があり、消毒や「3密」対策を徹底しながらすべて営業中。自宅で風呂に入れない人や銭湯を愛するファンらのために、日夜奮闘している。(長沢伸一)

 「銭湯は社会インフラとして重要な施設だと再認識した」

 県公衆浴場業生活衛生同業組合理事長で、明石市内で恵比寿湯を営む月山昇商(しょうあき)さん(74)=同市=はこう話す。

 4月7日の緊急事態宣言の発令。裸の付き合いが代名詞の銭湯では濃厚接触を恐れてか、常連客らの足が遠のき、同店でも2、3割ほど減ったという。

 元来、多くの人が利用する公衆浴場は厳しい衛生管理が行われてきた。同店では新型コロナ対策として、番台に3密状態を避けるよう注意を呼び掛ける案内板を設置。換気扇はフル稼働、脱衣場の鍵から店内の自動販売機のボタンに至るまで随時、次亜塩素酸水を使って消毒する。

 「新型コロナは未知のウイルス。僕らも感染は怖いし、常にビクビクしている。でも自宅に風呂がないとか、銭湯でつかりたいと思ってくれる住民がいる。その人のために開けるんです」と月山さんは力を込める。

 ある日。番台の側に花と一緒に手紙が置かれていた。題名は「感謝」。

 利用させていただいている皆で感謝しましょう ありがとう ありがとう

 差出人は分からない。コロナに負けずに生活できるのは、銭湯のおかげですとも書かれていた。

 他の利用客からは「仕事疲れがとれないからどうか店を閉めないで」との声も。こうした言葉に主人は励まされ、勇気づけられてきた。

 県内各地で銭湯は今まで通り、休まず営業を続ける。「コロナで店主自身が銭湯の役割を自覚したと思う」。月山さんの表情がきりっと引き締まった。

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