明石

  • 印刷
新型コロナウイルスの感染例などについて話す、浜田昌範あかし保健所長=明石市大久保町ゆりのき通1
拡大
新型コロナウイルスの感染例などについて話す、浜田昌範あかし保健所長=明石市大久保町ゆりのき通1
新しく導入された機器でPCR検査をする保健所職員=明石市大久保町ゆりのき通1(明石市提供)
拡大
新しく導入された機器でPCR検査をする保健所職員=明石市大久保町ゆりのき通1(明石市提供)

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除され、6月から学校や公共施設、飲食店などが徐々に日常に戻り始めた。しかし、北九州や北海道では、一度収まった感染が再び拡大する「第2波」が起こり、自治体や医療機関は警戒態勢を解いていない。これまでの感染例から何が分かってきたのか、第2波に向けて私たちは何に気を付けたらいいのか。日本感染症学会認定専門医(ICD)の浜田昌範あかし保健所長に聞いた。(吉本晃司)

■感染例から分かったことは

 「症状が悪化しやすいのは糖尿病、高血圧の基礎疾患がある人、男性、高齢者。インフルエンザが約1週間で社会復帰できるのに比べ、新型コロナは潜伏期間が長く、復帰にも約3週間かかっている。感染しても無症状の人もいれば、入院時は歩けるほどだったのに亡くなる人もおり、症状の成り行きはさまざまだ」

■国の対応は適切だったのか

 「感染拡大が始まった当初、国もウイルスの特徴がつかめず、実態が分かるにつれて対策を厳しくせざるを得なかったが、振り返れば間違っていなかった。国は全国のデータを集めて調査しており、保健所も注視している。アメリカでは新型コロナによる死者数がベトナム戦争の戦死者の数を超えた。新型インフルエンザとは規模も性質も異なるたちの悪いウイルスだ」

■3、4月の感染拡大が落ち着いたのはなぜ

 「多くの人が行動自粛をしたからだ。マスク着用や手洗いの励行は効果が限定的だと思う。なぜかというと、新型コロナとインフルエンザはウイルスの大きさがほぼ同じ。保健所への報告では、インフルエンザと食中毒は1月からぴたっと減っているのに、新型コロナは感染が拡大した。つまり、マスクや手洗いだけでは感染を防ぎきれなかった」

■今後はわれわれはどうすればいいだろうか

 「マスクや手洗いは他人にうつさない効果はあったかもしれないが、感染が抑制できたのはやはり行動自粛。今後もこれまで通り不要不急の行動は控えてほしいが、そうもいかないなら、人との距離をじゅうぶん取るなど、自然なところで折り合いをつけてほしい」

【記事特集リンク】新型コロナウイルス

明石の最新
もっと見る

天気(8月7日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 30%

  • 32℃
  • ---℃
  • 40%

  • 35℃
  • ---℃
  • 10%

  • 35℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ