明石

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ひつぎの中に入り、死者の気持ちを考える学生=明石市上ノ丸1
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ひつぎの中に入り、死者の気持ちを考える学生=明石市上ノ丸1

 患者の最期に立ち会う医療従事者として心構えを養おうと、はくほう会医療専門学校明石校(兵庫県明石市魚住町)の学生7人が、同市上ノ丸1の本松寺で看護実習に臨んでいる。僧侶の講義や実際にひつぎの中に入る葬儀体験などを通じ、家族や患者自身の気持ちに向き合っている。

 同校は2014年に開校した3年制の看護専門学校。在宅ケアなどの本格化で多様化する介護や医療の現場に対応できる医療従事者の育成を目指し、内面の成長を促そうと、同寺に協力を求めた。

 実習は23日から4日間の日程で実施。まず同寺の釋孝修(しゃくこうしゅう)住職(59)は、開祖釈迦(しゃか)の生誕からひもとき、仏教の死生観を解説した。葬儀会社タルイ(同市林崎町2)の葬祭ディレクター小黒啓資さんは、遺族の心情について言及。「亡くなった方の人柄やどんな見送り方を望んでいるかを知ることが大切」と話し、悲嘆に暮れる人への言葉づかいなど注意点を助言した。

 続いて同社スタッフの指導のもと、生徒が1人ずつひつぎに入り、他の学生がふたを閉めて死者の気持ちを体験する時間があった。男子学生(20)は「ひつぎの中は何も見えず聞こえず、圧迫感があった」と振り返り、「実際に患者と向き合う現場では最期まで声が聞こえているという意識で動きたい」と話した。(長沢伸一)

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