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引退する3年生と議論しながら編集作業を進める新聞部員=明石市大久保町谷八木
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引退する3年生と議論しながら編集作業を進める新聞部員=明石市大久保町谷八木

 明石城西高校(兵庫県明石市大久保町谷八木)の新聞部が、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う授業の変化やコロナ後の日常への戸惑いなどを取り上げた「城西新聞」臨時号を発行した。取材方法が限られる中、教諭や生徒、住民らに話を聞き、高校生の目線から新型コロナ禍を記録している。(吉本晃司)

 新型コロナ感染拡大を受け、県立高校は3月から5月末まで休校。明石城西高では再開後の2週間、クラスを午前と午後に分けて授業を行う分散登校となり、新聞部員全員が集まって活動ができるようになったのは6月15日からだった。

 学校再開当初から部内では「こんな大ごとになっているのだから新型コロナで新聞を出そう」と臨時号の発行を検討。3年生5人が7月1日で引退するため、2年生11人が中心になって編集を担うことになった。

 同校はデジタル機器の活用が進んでおり、休校中もインターネットを通じて行う授業や課題提出があった。そこで新編集長の白石舞さん(17)はメイン記事「進化したオンライン授業」を執筆。40人のクラスで分散登校の20人に目の前で教えながら、同時に自宅学習の20人もオンラインで同じ授業を受けるコロナ後の新たな学習風景を紹介した。生徒が理解しやすい構成を工夫し、15分の教材作成に一日かけた先生の大変さや、自分のペースで勉強しやすいという生徒の声なども盛り込んだ。

 新部長の黒田真生さん(16)は、医療事務に関わる住民に聞き取り、医療機関が消毒液不足に直面した実態を取材。市医師会が酒造会社に消毒液の製造を依頼し、病院向けに販売した舞台裏を「連携プレー」として紹介。新型コロナの影響で今後、医療機関の経営が危ぶまれる中、「第2の医療崩壊」を防ぐため「地域の病院も守る対策を」と訴えた。

 取材は、対面時間を短くするため質問を事前に渡したり、LINE(ライン)を使ったりする配慮も。黒田さんは「今後も新型コロナで仕事を失った人や準備をしてきた祭りが急に中止になって損失が出た人にも取材したい」と話している。

 臨時号はA4判2ページ。1250部を校内の関係者のみに配布。同校に訪問すれば見られる。

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