明石

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カレーチケットでプロジェクトをPRするクマガイタツロウさん=明石公園
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カレーチケットでプロジェクトをPRするクマガイタツロウさん=明石公園

 「一膳」のカレーで「一善」を-。神戸を拠点に活動するロックバンド「ワタナベフラワー」のボーカル、クマガイタツロウさん(41)が、中学生以下の子どもに無料でカレーを提供する活動を兵庫県明石市の明石公園内のカフェで始めた。カレー1皿の注文で1枚もらえるチケットを店内のボードに張り出し、そのチケットを使って子どもなら誰でも無料でカレーを食べられる仕組み。クマガイさんは「子どもにみんなと食べるご飯のおいしさを伝えたい」との願いを込める。(長沢伸一)

 幼少期、父子家庭で育ったクマガイさんは1人でご飯を食べることが多かった。近所のおばちゃん、友人の母親…。夕食に誘われ食卓を共にした。大人になって後輩に食事をごちそうする機会ができ、お礼の言葉をもらううち、当時の記憶がよみがえったという。

 「何を食べたか覚えてないけど、誰かとご飯を一緒に食べることが楽しかった。大人になった今、あの時の恩返しがしたいんです」と動機を語る。

 クマガイさんは、地域の大人が子どもに温かい食事を提供する「子ども食堂」をモデルに、仙台市の運営者に話を聞きに行ったり、大阪府内の児童虐待死ゼロを目指す「ゼロ会議」に参加したりして全国の取り組みを調査。「ICHIZEN(イチゼン)プロジェクト」構想を立ち上げ、今夏始動した。

 明石公園のカフェ「TTT(ティーティーティー)」で特製のICHIZENカレー(税別800円)を注文し、1皿で1枚もらえるチケットを店内の専用ボードに掲示。中学生以下なら誰でもこのチケットと引き換えにカレーを無料で食べられる。

 レシピは大阪でスパイスカレー店を営む堕天使かっきーさんが考案。トマトとタマネギの食材提供や調理は、活動に共鳴した神戸市北区の農家笹山大さんや同カフェが協力する。子どもにも食べやすい甘口の味付けにしている。

 チケットには子どもたちに贈るメッセージを書く欄を設け、互いの気持ちをつなげる一工夫も。クマガイさんは「僕は地域のみんなに育ててもらった。できることを少しずつ持ち寄って地域全体で子どもを育てる環境をつくりたい」と力を込める。

 問い合わせはichizen@watanabeflower.com

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