明石

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抱卵したマダコを放流する東播磨底曳網漁業協議会関係者=明石沖(同協議会提供)
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抱卵したマダコを放流する東播磨底曳網漁業協議会関係者=明石沖(同協議会提供)
神戸新聞NEXT
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 漁獲量の減少が続くマダコを保護しようと、兵庫県の明石や高砂市の漁業者らでつくる東播磨底曳網漁業協議会が、24日まで約1カ月間、六つの水域でタコの禁漁区を設定した。記録的な不漁から回復の兆しが見えず、3年連続となる苦肉の策。併せて抱卵したタコの放流も計画する。(長沢伸一)

 「マダコの水揚げ日本一」の看板を掲げてきた明石市。5年前まで年間千トンを超える漁獲量を誇っていた。

 ところが2016年から急激な減少カーブを描き始め、18年は319トンと記録的な不漁に陥った。

 危機感を覚えた同会は18年秋、マダコの放流に着手。さらに同会を構成する9漁協の申し合わせにより、六つの水域ごとに3週間~7カ月、禁漁期間を設定した。

 19年の明石市内の水揚げは558トンと増えたが、引き続き禁漁を実施し、放流したタコの量は2年間で計840キロに上った。

 今シーズンは暖冬で海水温が高く、4~6月は好調な出足を見せた。しかし、最盛期の夏場はさっぱりで期待は大きく外れた。

 「漁ができないつらさは誰よりも漁師が感じている。でも、将来のためには仕方ない」。同会の竹本義美会長(62)と苦渋の表情を浮かべる。明石市の江井ヶ島漁協では昨年の約7割の漁獲量にとどまり、市内の他の漁協も同様の状況だったという。

 同会の禁漁区の設定は3年連続。各漁協で足並みをそろえ、明石沖や高砂沖に六つの区域を設定し、9月25日から1カ月間、タコ漁は行わず、一般の釣り客にも協力を呼び掛ける。さらに期間中に抱卵した約400キロのタコを放流する予定。

 竹本会長は「孫の時代までおいしいタコを楽しんでもらえるように理解を求めたい」と話している。

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