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水産物のドライブスルー販売をPRする角谷知彦さん=明石市内
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水産物のドライブスルー販売をPRする角谷知彦さん=明石市内

 新型コロナウイルスの影響で水産物の売り上げが前年を下回る状況が続く中、明石市公設地方卸売市場(兵庫県明石市藤江)に入る仲卸業者の有志が、一般消費者向けに水産加工品のドライブスルー販売を10日から始める。販路が見つからない商品を格安で提供する取り組み。今後も生産者や他の食品関連の業者と連携し、市場の活性化に向けた新たな試みに乗り出したい考えだ。(長沢伸一)

 ドライブスルー販売を始めるのは、同市場内の仲卸業者有志でつくる「おさかなやろうZ」。

 リーダーで鮮魚仲卸会社「丸大」の角谷知彦さん(48)によると、新型コロナの感染拡大に伴い、取引先の飲食店や小売店の売り上げが落ち込んだ。4、5月の売り上げが前年の半分に減った仲卸業者もあり、現在も前年水準を1、2割程度下回っているという。

 コロナ以前から小売業者に、仕入れ先を大阪など都市部の大規模市場へシフトする動きがあり、明石市場の取扱量は年々減少していた。仲卸業者は苦境に立たされた。

 「小さな市場の明石が危機を乗り越えていく方法を考えよう」と角谷さんの呼び掛けで、「おさかな-」を9月に結成。同市場で5月、給食の食材を取り扱う団体が出荷先を失った生鮮野菜をドライブスルーで販売したのをヒントに、今回の新商法を打ち出した。

 メンバーで頭を悩ませたのは、注文から商品渡しまでのシステムづくり。新型コロナ対策で人との接触を減らすため、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で予約を受け、市場まで商品を受け取りにきてもらう仕組みを構築した。

 お得感を出す商品選びもこだわった。初回は焼きあなごとちりめん、タイのみそ漬けなど加工品の詰め合わせセット3千円(税込み)。今後は鮮魚などを取り混ぜて3千円前後を目安に、年内は月1回のペースで販売する予定。

 今後は東日本大震災の被災地支援のため、三陸沖産の魚介類の販売なども検討するという。

 なお10日分の予約の受け付けは終了。次回は11月14日。販売日の1週間前まで予約を受け付ける。

 角谷さんは「水産にこだわらず、市場に集まるさまざまな商品を多くの人に手にとってもらう仕組みを作りたい」と意気込む。

 注文は「おさかなやろうZ」のライン(ID:@644fxhzx)から。

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