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野鳥を撮り続け写真集を制作した吉村利之さん=明石市魚住町金ケ崎
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野鳥を撮り続け写真集を制作した吉村利之さん=明石市魚住町金ケ崎

 兵庫県明石市魚住町金ケ崎の金ケ崎公園で、野鳥を撮り続けるアマチュアカメラマン吉村利之さん(78)=同市=が、初の写真集を制作した。年間100回以上通い詰め、四季を通じて飛来する渡り鳥や留鳥の愛らしい姿など92種類100枚を収録した。「一枚一枚に思い入れがある。鳥を追い掛けた13年の集大成になった」と振り返る。(長沢伸一)

 写真が趣味だった父親の影響で、子ども時代からカメラに親しんだ吉村さん。定年退職後は大阪や神戸で写真教室に参加し、プロの指導で腕を磨いた。

 2008年冬に風景写真の撮影で訪れた金ケ崎公園で、枯れ葉の上に鮮やかな青色の鳥を見つけた。「こんなきれいな生き物がいるのか」。夢中でシャッターを切り、同じ公園に居合わせた人から雄のルリビタキと教えてもらった。

 以来、野鳥の美しさや表情に引かれるようになった。野鳥年鑑で生態を調べたり、鳴き声を覚えたりしながら、自宅から電動自転車で15分掛けて通い続けた。

 12年には仲間と金ケ崎公園を拠点にした野鳥写真クラブを結成。明石公園パークギャラリーで毎年、写真展も開いている。

 その写真展が来年、10回目を迎えるのを記念し写真集を企画。10年間で撮影した約20万枚の中からお気に入りの100枚を選んだ。

 表紙を飾ったのは19年10月に公園の水辺で撮ったオオルリの家族。青色の雄と茶色の雌に加え、羽だけが青い雄の幼鳥が水浴びする姿を捉えた。朝の10時から夕方の5時まで毎日同じ場所でカメラを構えて写真に収めた執念のたまものだ。

 ほかにも押しくらまんじゅうをするように集まって体を温め合うエナガのひな、体長の3倍以上もある尾を真っすぐ上に立てて周囲を警戒するサンコウチョウなども掲載している。

 「海が近く渡り鳥が飛来しやすい。広葉樹の落ち葉が腐葉土になって鳥の餌になる生き物が多いし、水辺もある。鳥にとっては金ケ崎公園は最高の環境」と吉村さん。「これからは初心に戻り、風景写真に取り組みたい。もちろん鳥も撮り続けますよ」と笑顔だった。写真集はカラー刷りA4判、12ページ。来春の野鳥写真クラブ写真展で配布する予定。

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