子どもの健やかな成長に役立ててもらおうと、明石商工会議所女性部(兵庫県明石市)は25日、県産キヌヒカリ150キロとサツマイモ100キロをあかしこども財団(同市大久保町ゆりのき通1)に寄付した。食材は希望する子ども食堂に無料で配布される。
女性部によると、今年は新型コロナウイルスの影響で参加を予定していた行事や研修会が相次ぎ中止に。他方、市内の子ども食堂が新型コロナで運営に苦慮していることを知り、余った予算を活用して食材の寄付を思いついたという。
保存がきくことなどから米とサツマイモ「鳴門金時」を選び、5キロずつ分けて配布しやすいように配慮した。女性部の齊藤芳枝会長(71)は「焼き芋や芋がゆにして子どもたちに笑顔になってほしい」と話した。(長沢伸一)
