タイガース85年の歩み回顧 県立図書館で企画展

2021/01/08 05:30

歴代の名選手の野球道具などが並ぶ企画展=県立図書館

 プロ野球・阪神タイガースの創立85年の歴史を選手ゆかりの品々と所蔵資料でひもとく企画展が、兵庫県立図書館(明石市明石公園)で開かれている。往年の名選手のサインが入ったボールやバット、関連書籍など138点を出展する。 関連ニュース 廃材や古い絵本を活用、「みのむし図書館」設置を 宍粟の製材所11事業者、30日まで支援呼び掛け 国会図書館から9年連続で礼状 小野市立図書館 利用者向けに蔵書で調べた回答例、データベース化に貢献 本の朗読データ、国立国会図書館に提供 明石で活動の音訳サークル 小説や週刊誌記事など80作品  

 阪神タイガースは1935年12月10日、大阪野球倶楽部(大阪タイガース)として創設。記念の節目に合わせ、野球ファンらに楽しんでもらえる展示を-と同館が企画した。
 野球道具は甲子園歴史館(西宮市)の協力でその活躍が記憶に刻まれる名選手ゆかりの7点を展示。「初代ミスタータイガース」こと故藤村富美男選手のサイン入りボールからは「阿修羅(あしゅら)の藤村」と称された闘志が字面から伝わってくる。
 85年の日本一の立役者、ランディ・バース選手の背番号「44」が目に飛び込むバット、左袖にタイガースの虎のワッペンが付いた平田勝男選手のユニホームも。シーズン奪三振記録を更新した68年の江夏豊選手の活躍ぶりや、79年の故小林繁選手と江川卓選手のトレードを伝える新聞記事のパネルなどもある。
 同館職員の森田静香さん(32)は「親子で、あるいはお孫さんと一緒にタイガースの輝かしい歴史を見に来てほしい」と話す。
 4月14日まで。無料。毎週月曜、毎月第3木曜は休館。県立図書館TEL078・918・3366
(長沢伸一)

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