タクシーや飲食店で利用可 明石市がサポート券を再発行
2021/01/13 05:30
明石市役所=明石市中崎1
兵庫県明石市は12日、新型コロナウイルス感染拡大で低迷する地域経済と高齢者らの生活を支援するため、通院などタクシーの利用時や飲食店で使える「サポート利用券」を再発行すると発表した。事業費を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を、来週にも開会予定の1月臨時市議会に提案する。
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同券の発行は昨年5月の緊急支援に続く2回目。地域経済の活性化に加え、感染が気になるなどの理由で外出しにくい高齢者や障害者の生活を支える。
配布する利用券は1人5千円分(500円券10枚)で前回の半額となる。市内の飲食店や日用品店など593店舗で利用できるが、おつりは出ない。期間は2月15日から6月末まで。対象は市内在住の70歳以上の高齢者と69歳以下の障害者手帳所有者で、計約7万1千人を見込む。事業費は約4億円。
会見した泉房穂市長は「前回も好評だったので、飲食店の売れ行きが落ち込む2月に間に合わせたい。しわ寄せがいきやすい高齢者と障害者に加え、苦境に陥りかねない事業者を支えたい」と強調した。
市によると1月8日時点で、昨年5月発行分(総額9億円分)のうち、9割に当たる約8億円(見込み額を含む)分が換金されたという。
さらに市は、市民に対して午後8時以降、不要不急の外出自粛を呼び掛ける方針も明らかにした。14日以降は市立図書館など公共施設を午後8時に閉館するという。(小西隆久)
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