国内の若手演奏家ではトップクラスのクラシック音楽家4人が室内楽の名曲を披露する「明石クラシック」が27日、西部市民会館(兵庫県明石市魚住町中尾)で開かれる。(吉本晃司)
明石市出身で東京芸術大非常勤講師のピアニスト坂本彩さんが、地元明石でも一流の音色が聞ける機会をつくろうと「明石クラシック」と命名した演奏会を初めて企画した。
坂本さんとともにステージに立つのは、国内最高峰の日本音楽コンクールで1位となったバイオリン奏者黒川侑さんをはじめ、京都市立交響楽団首席ビオラ奏者の小峰航一さん▽関西フィルハーモニー管弦楽団特別契約首席チェロ奏者の向井航(わたる)さん。4人とも30~40代で、坂本さんが学生時代に知り合った仲間に声を掛けた。
披露するのはストラビンスキーのドゥシュキン編曲版「イタリア組曲」、ブラームスのビオラソナタ第1番、ピアノ四重奏曲第1番など。シャンソン歌手のエディット・ピアフで有名な「愛の讃歌」も演奏する。
新型コロナウイルスの影響で聞きに来られない人もあることを見込み、後日ネットで視聴できるオンデマンド配信も行う。
午後3時開演。一般3500円、高校生以下千円。未就学児は入場不可。オンデマンド配信の視聴チケットは2月27日以降、720円で販売する予定。同館TEL078・918・5678
