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2020年度に利用が増えた、「あかし斎場旅立ちの丘」の最小サイズの葬儀式場=明石市和坂1
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2020年度に利用が増えた、「あかし斎場旅立ちの丘」の最小サイズの葬儀式場=明石市和坂1

 葬祭式場と火葬場を併設する兵庫県明石市営斎場「あかし斎場旅立ちの丘」(同市和坂1)で、2020年度の式場棟の利用実績は最小サイズの葬祭式場が188件と前年度と比べて8%増えた。また霊安室のみの利用が152件と19%増加し、過去最多を更新した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で葬儀の参列者を増やさず、家族だけで最後のお別れをする傾向が強まったことが背景にあるという。(長尾亮太)

 旅立ちの丘は、収容できる人数が異なる4種類の葬祭式場がある。

 20年度は式場全体の利用が489件と前年度と比べて8・6%落ち込む中、10人まで収容できる最小サイズの第4式場の利用は増加した。参列者で密になるのを避けるため、身内だけで葬儀を行う遺族が増えたという。

 他方、霊安室はもともと、式場が使用中の際に葬儀まで遺体を安置しておくために使うケースが大部分だった。しかし葬儀は催さないものの、火葬前に顔を見ながら最後のお別れをしたい-などのニーズが新型コロナ禍をきっかけに高まり、利用が広がったとみられる。

 市の担当者は「葬儀を身内のみで行う傾向はもともとあったが、新型コロナにより拍車がかかった」と話している。

 新型コロナに関連して旅立ちの丘では、葬儀の打ち合わせ人数を3人以内にする▽参列者数を各式場の定員の半数程度にする▽仕出し料理の大皿での提供をやめる-などの感染拡大防止策も講じ、利用者に協力してもらっているという。

■感染者54人を火葬 親族らが顔を見られるよう配慮

 明石市内で唯一の斎場である「あかし斎場旅立ちの丘」の火葬場では、これまでに市内外の新型コロナウイルス感染者54人の火葬を行った。

 月別の人数は、2020年は、4月=1人▽5月=1人▽12月=1人。21年には、1月=9人▽2月=4人▽3月=2人▽4月=18人▽5月=18人。

 今年4、5月の人数は、3月までの1年間で火葬した人数とそれぞれ同じ水準で、感染第4波の影響が表れた。

 市によると、コロナ感染者については通常は禁止されている24時間以内の火葬が可能であるため、休場日にも火葬を行った。

 また、入院後の感染者と対面できなかった親族らが希望する場合、火葬場で顔を見て最後のお別れができるようにした。あらかじめ病院に協力してもらうことで、密封した透明の納体袋越しにひつぎの小窓から顔が見えるようにできるという。

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