軟式野球 望海が36年ぶり優勝 最終回で宝殿突き放す 中学総体東播大会
2021/07/19 05:30
決勝で二塁打を放つ望海の丹田壮吾選手=加西アラジンスタジアム
第43回東播地区中学校総合体育大会(神戸新聞社後援)の4日目が18日、兵庫県の加西、小野市の2会場であり、軟式野球は決勝で望海(明石市)が宝殿(高砂市)を4-1で下し、36年ぶり2度目となる優勝を果たした。剣道は男子団体で明石勢の大蔵が準優勝、大久保が3位に輝いた。全15競技のうち、駅伝を除くすべての競技の日程を終えた。(有冨晴貴)
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望海と宝殿が対決した軟式野球の決勝は、同点で迎えた最終回の七回の攻防が勝負を決した。
望海は七回表の攻撃で、四球や敵失で1死満塁のチャンスを迎える。そこで主将の5番厚味蓮選手が打席に立つと、レフト前に適時打を放って勝ち越す。さらに続く6番丹田壮吾選手が、ライトの頭上を越える二塁打で2点を加えて突き放した。
七回の裏、宝殿はセーフティーバントなどで出塁を試みるが、先発した望海の厚味選手に三者凡退に抑えられた。
猛暑の中で始まった試合は、大雨による中断をはさみ約3時間に及ぶ長丁場となったが、選手らは集中を切らさず力を尽くした。
投打で活躍した望海の厚味選手は「両親や先生の支えのおかげで東播の頂点に立てた。県大会も優勝し、結果で恩返ししたい」と次を見据える。宝殿の加藤暖基主将は「3年生が3人しかいないメンバー構成ながら、1人のミスを全員でカバーできる良いチームだった」と胸を張った。