妊婦とパートナー対象にワクチン優先接種 8月中に開始へ 明石市
2021/08/21 05:30
明石市役所=明石市中崎1
千葉県柏市で新型コロナウイルスに感染した妊婦が自宅で早産し、乳児が死亡した事案を受け、兵庫県明石市は20日、市内在住、もしくは市内の産婦人科医院に通院する妊婦とそのパートナーを対象にワクチンの優先接種を8月中にも始める方針を固めた。
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同市医師会や産婦人科医の要請を受けた対応。日本産婦人科学会などによると、感染した妊婦の感染源の8割は家族やパートナーとのデータがあり、重症化しやすいという。
市によると、おおむね妊娠後期(28週以降)で接種を希望し、主治医と相談済みの女性とそのパートナーが対象。市内の1年間の出産人数から試算し、1カ月当たり500人程度を想定する。
通院する産婦人科医院で予約、接種する方向で調整中。通院する医院が接種に対応していない場合は、医院を通じて他の医療機関の紹介や、妊婦が優先して予約できる仕組みづくりを検討している。
同医師会の橋本彰則会長は「安心して出産してもらえるよう社会全体で支える必要があり、医療従事者の務めでもある」と話している。(小西隆久)
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