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観光道路の歩道上で色づくギンナン=明石市相生町2
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 兵庫県明石市相生町などを通る市道「観光道路」に植わった街路樹のイチョウの木にギンナンが色づき、今年も秋の訪れを告げている。実はこの道路、同市本町などの銀座商店街の南方に位置することから「銀南(ぎんなん)通り」との愛称が検討されたこともあるという。単なる偶然? 調べてみた。(小西隆久)

 市によると、観光道路を含む市中心部の市道沿いには約800メートルにわたり、イチョウが計56本植えられている。植樹した時期は不明だが、1947年に戦災復興区画整理事業として観光道路の整備に着工し、69年に完了した頃に植えたとみられるという。

 市は2012年、観光道路の電柱を撤去して電線などを地中に埋め、歩道を2~3メートル拡幅。イチョウは枯れる恐れがあったため動かさなかった。その際、イチョウになるギンナンに掛けて「愛称を『銀南通り』にしてはどうか」と当時の市長が提案したという。

 イチョウには雄株と雌株があり、ギンナンができるのは雌株のみ。特有のにおいを避けるため、街路樹には雄株を用いることがほとんどだが、56本の中に数本交じった雌株が初秋にギンナンを付ける。落ちた実を近所の主婦らが拾い集める姿はこの時期、見慣れた風景になっている。

 近くですし店を営む男性(72)は、拾った種を茶わん蒸しに入れたり、焼いたりするといい「落ちたギンナンを集めていると秋を感じる」と話す。

 ところで「銀南通り」が採用されなかったのは、市の担当職員が「植えられたのは雄株だけなのでギンナンはできません」と市長に進言した結果だからとか。当時を知る市の福田成男理事は「雌株が交じっているとは思わなかったんです。こうしてギンナンができるなら銀南通りでも良かったかもしれませんね」と目を細めた。

【観光道路】鍛治屋町から相生町まで東西500メートルの市道の愛称。都市計画道路の正式名称は「朝霧二見線」、市道としては「明石中央12号線」。市によると、戦前の都市計画で既に「観光線」とされ、明石市役所がある中崎遊園地など一帯にかつて、海水浴場や料理旅館などがあり、行楽客でにぎわう観光地だったことに由来するという。

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