漁船90隻が集まり海上パレード 豊かな海づくり兵庫大会プレイベント
2021/10/18 05:30
全国豊かな海づくり大会兵庫大会のプレイベントで大船団パレードを行う約90隻の漁船=明石市中崎1
「全国豊かな海づくり大会兵庫大会」を1年後に控え、本番を想定したプレイベントが17日、兵庫県明石市中崎1の明石港ベランダ護岸などで開かれた。明石、神戸、淡路市から約90隻の漁船が集まり、海上パレードを行った。
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大会は水産資源の保護の大切さをアピールするため、都道府県や漁業団体でつくる実行委員会などが毎年、各地で開く。来年11月13日には明石市で第41回大会が予定されており、兵庫県内での開催は1982年に香住町(現香美町)であった第2回大会以来となる。
本番当日の手順を確かめるプレイベントでは、漁船が明石川河口近くに集まった後、船団を組んで東へ向かった。護岸では、明石南高校吹奏楽部の演奏が響く中、明石海峡を通り過ぎる漁船に出席者らが手を振った。マダイやヒラメの稚魚の放流もあった。
実行委の会長を務める斎藤元彦兵庫県知事は「水産資源が豊かな海をつくる取り組みの輪を、兵庫県から全国へ広げたい」とあいさつした。
関連事業として明石市はこの日、明石駅前再開発ビルに、豊かな海づくりをテーマとする小学生や高校生の研究成果の展示コーナーを設けた。(長尾亮太)