投票率の上昇に期待 両陣営 17年は過去最低更新 衆院戦兵庫9区
2021/10/30 11:40
神戸新聞NEXT
31日投開票の衆院選では、投票率の行方にも注目が集まる。期日前投票が前回を上回るペースで推移する中、新型コロナウイルス対策や景気・雇用対策などを争点にどこまで関心が高まるか、兵庫9区の各市選挙管理委員会や各陣営関係者らも行方を見守る。
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1996年以降の衆院選で、兵庫9区の投票率が最も高かったのは2005年の「郵政選挙」で65・96%。民主党が政権を奪取した09年選挙が65・24%と僅差で続く。
前回の17年選挙は49・17%と、14年選挙を0・41ポイント下回り、過去最低を更新した。
17年選挙の投票率について9区を構成する市別にみると、南あわじ市が67・34%と最も高く、明石市が45・43%と最も低かった。淡路市は53・15%、洲本市は49・98%。
ある陣営関係者は「前回並みの水準に届いてほしい」。別の陣営は「これまで政治に関心が薄かった人たちも投票所へ足を運んでもらえたら」と投票率上昇に期待を寄せる。(長尾亮太)