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提案した地域拠点施設のコンセプトや図面を書いたポスターを手にする(前列左から)村田まりんさん、前田愛侑さん、坂口琴音さん=明石市魚住町西岡
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提案した地域拠点施設のコンセプトや図面を書いたポスターを手にする(前列左から)村田まりんさん、前田愛侑さん、坂口琴音さん=明石市魚住町西岡

 建築を学ぶ高校生が、地域性を生かした建物のデザインや設計を競う「建築甲子園」で、明石工業高等専門学校建築学科の女子学生3人による共同作品が、兵庫県代表として全国大会に進んだ。既に1次審査を通過し、ベスト8入りが決定。12月初旬の最終審査に向け、現在は提案内容を分かりやすく伝える動画づくりの真っ最中。「最後まで妥協せず、力を尽くしたい」と奮闘している。(松本寿美子)

 明石高専3年の村田まりんさん(18)=神戸市、前田愛侑(あゆ)さん(18)=たつの市、坂口琴音さん(17)=西宮市。

 同大会は日本建築士会連合会などが開催。12回目となる今年の課題テーマは「地域のくらし-これからの地区センター」。

 3人は、来春に予定されている神戸市西区役所の移転計画に基づいて作品を構想。同市西区玉津町にある現庁舎に残す機能を考慮しつつ、すぐ近くの明石川沿いに新たな地域拠点をつくるとの仮定でアイデアを煮詰めた。

 そこで3人が思い描いたのは、多世代が交流し、調和する地域拠点の姿だった。鉄筋コンクリート造り2階建ての低層建築とし、外面は木材で覆ってぬくもりを感じさせるデザインにした。

 水が流れる1階ピロティの親水エリアでは、飛び石のように設けた浮島で野菜を栽培。2階には中央に舞台がある、すり鉢状ホールや図書館を配した。

 作品タイトルは「水紋~響き重なるコミュニティの雫(しずく)」。老若男女が交じり、新たなものが生まれる期待感を込めた。「住民が運営し、訪れた人が自ら使い方を発見して楽しめる場所にしたかった」と村田さんは話す。

 設計図づくりでは、未経験のコンピューター利用設計システム(CAD)を駆使。前田さんは「全員パソコンが苦手だったけど、たくさん成長できた」と充実感をにじませる。

 3人の共通点は「ファンシー(空想力)」という。泉のように湧き出るアイデアを、一つの作品に集約する難しさも経験した。坂口さんは「それぞれの得意分野を生かし、尊重し合えた」と振り返った。指導を担った荘所直哉准教授(43)は「高校生ならではの伸び伸びした提案がよかったのでは」と評価する。

 最終審査では提案内容の魅力をより分かりやすく伝える約5分間のプレゼンテーション用動画で優勝を争う。3人一丸で挑む全国大会も、もうひと踏ん張り。はにかみながらも「頂点に行きたい」と意気込んでいる。

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