管楽器経験者ら48人、音重ねる喜び懐かしむ 明石市民会館で合奏
2021/11/14 05:30
久しぶりの吹奏楽に懸命に音を重ねる参加者=明石市中崎1
吹奏楽の経験者らが家に眠る管楽器を取り出し、合奏を楽しむイベント「目覚めよ管楽器! 大ホールで楽器を吹こう」(神戸新聞社など後援)が13日、兵庫県明石市中崎1の市民会館であった。市内を中心に神戸、同県姫路市などから10~60代の48人が駆け付け、久しぶりに大勢で音を重ねる喜びに浸った。
関連ニュース
明石で新たに1人が新型コロナ感染
陽光浴びて黄金色の輝き 西脇のメタセコイア並木
「濃いめの味がおいしくて…」65年愛されたコロッケ店閉店 95歳の女性店主「ようやった」 三木
大蔵中学校吹奏楽部出身のピアニスト本梅靖子さん(45)らが昨年8月から始めた企画で3回目。本梅さんは「小さな楽団に近いくらい人数が増えた」と手応えを語る。
今回は初めて大ホールのステージに会し、吹奏楽でおなじみのレパートリーという3曲のほか、人気歌手あいみょんさんの楽曲に挑戦。指揮は大蔵中吹奏楽部などの顧問を務めた藤岡勝義さん(72)らが執った。
参加者は、ほぼ初見ながら懸命に楽譜を追い、「おなかから息を出して」などと藤岡さんの指導を受けて徐々に美しいハーモニーを仕上げていった。
大蔵中吹奏楽部でトランペットを始めたという神戸市長田区の女性(47)は一回り小さなコルネットを手に中学2年の娘(14)と参加。「中学3年生のとき吹いた曲もあり懐かしい。当時を思い出した」と笑顔だった。(松本寿美子)