ブラジル発祥のビーチスポーツ、110人が腕前競う 明石で全国大会

2021/11/17 05:30

リズミカルにボールを打ち合う選手=明石市大蔵海岸通1

 ブラジル発祥のビーチスポーツ「フレスコボール」の全国大会「オオクラカップ2021」が13、14日、兵庫県明石市の大蔵海岸公園であった。ゴムボールをリズミカルに木製ラケットではじく乾いた音を響かせ、県内外から参加した約110人が腕前を競った。 関連ニュース <兵庫県高校駅伝>女子1区、須磨学園の池野が区間賞 <兵庫県高校駅伝>男子1区、西脇工の新妻遼己が区間新記録 28分22秒 兵庫県高校駅伝がスタート 優勝校は12月21日の全国大会へ

 日本フレスコボール協会の主催。フレスコボールはペアで7メートル離れて向き合い、ボールを落とさずに打ち合いを楽しむ競技。身体的な接触がないため、「ウィズコロナ」時代に合致したスポーツとしても注目を集める。
 同大会は男子、女子、混合の3部門で計87組がエントリー。ラリーの回数やアタック(強打)の数、股抜き、背面打ちなど高度なプレーを得点化して争うため、選手は互いに打ちやすい場所にボールをはじいていた。相手のアタックを腰を低く構えて受け止めたり、乱れた返球を砂浜に飛び込んで打ち返したりする姿も見られた。
 男子の部で優勝した、いずれも奈良県在住の岸田直也選手(28)と松井芳寛選手(32)のペアは、大蔵海岸公園をホームビーチに練習している。2人は「絶対にホームで優勝するぞという気持ちで挑み、結果が出せて良かった」と喜んだ。(有冨晴貴)

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