明石城石垣周辺の樹木伐採に「貴重な生態系脅かされている」 市民団体が兵庫県に見直しの要望書

2021/11/22 05:30

伐採計画の見直しを求め、要望書を手渡す小林禧樹代表(右から2人目)ら=明石公園

 兵庫県が明石公園(同県明石市)の明石城石垣周辺などで進めている樹木の伐採について、同市の植物研究者らでつくる市民グループがこのほど、作業の中断などを求める要望書を斎藤元彦知事宛てに提出した。 関連ニュース 西脇工エース新妻遼己、都大路を心待ち 花の1区で「1番手」狙う 全国高校駅男子22日号砲 環境に優しいヘアリーベッチを稲作に 田にすき込むと天然肥料、温暖化防止にも一役 東播磨 返礼品に1200万円のドームテント、高額所得者にPR 加東市ふるさと納税 山国地区産山田錦の日本酒も

 同公園では明石城の築城400年に合わせ、石垣と2基の櫓(やぐら)を見通しやすくなるように、県が2018年から伐採に着手。本年度は約630本が対象で既に約400本を切り終えたという。
 提出したのは「明石公園の自然を次世代につなぐ会」。県植物誌研究会の小林禧(とみ)樹さん(78)=同市=が代表を務め、会員は6人。要望書によると「必要以上に樹木が伐採され、貴重な生態系が脅かされている」とし、計画の見直しと、子どもの環境学習や憩いの場としての保全を主張している。
 同公園内で要望書を手渡した小林代表は「植物だけで絶滅危惧種が14種もある宝庫。特定の識者の意見だけではなく、他の声も取り入れながら進めてほしい」と訴えている。
 これに対し、北村智顕・県公園緑地課長は「石垣の保全と眺望確保のために伐採は必要。希少な植物に配慮しているが、細部で至らない点はあると思うので意見を聞いていきたい」と話した。(松本寿美子)

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