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日本一を目指し、空手の稽古をする吉田成勲さん=明石市材木町1
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日本一を目指し、空手の稽古をする吉田成勲さん=明石市材木町1

 空手道「極真会館」中村道場の明石道場(兵庫県明石市材木町1)に通う衣川中学校1年の吉田成勲(なりひろ)さん(13)が1月、神戸市で開かれる空手の全国大会に挑む。これまで野球との「二刀流」で鍛錬を重ねてきたが、この大会を節目に空手に一区切りつける。一度は日本一を目指した自分の引退試合と位置づけ、悔いを残さないよう連日稽古に励む。(有冨晴貴)

 成勲さんは5歳の時、「仮面ライダーに憧れて」空手を始めた。一心に修練を重ね、小学5年時に参加した全国大会「全日本ジュニア空手道選手権大会」で準優勝。日本一まであと一歩に迫った。

 転機は小学校6年で訪れた。友人と遊ぶ程度だった野球をもっと本格的に練習したいと思うようになった。チームスポーツへの関心もあり、中学からは野球に軸足を移すことを考え始めた。しかし、新型コロナウイルスの影響で、昨年度の大会は軒並み中止に。「空手で日本一になって区切りをつけたい」との思いを持ち越したまま、中学校に進学した。

 現在は衣川中の野球部に所属し、空手の道場通いを続ける。平日は野球の練習が約2時間、さらに夜の2時間を空手の稽古に充てる。休日も野球の試合後に道場で汗を流すこともしばしばだ。

 ただ、増量してパワーをつけたい野球と、シビアな体重管理が求められる空手では、体作りの方向性が真逆。「両立させる努力ができるのは、今年が最後だと思う」と打ち明ける。

 19日には愛知県であった全国大会に挑戦。シード権を得て参戦したが、結果は初戦負け。母香織さん(48)は「あんなぼうぜんとした姿は初めて見た」。成勲さんは「相手に間合いを詰められ、得意の蹴り技が出しにくかった」と振り返った。後半に手数が減り、スタミナ不足も実感した。

 「情けない試合をしてしまった。次は納得できる結果を残したい」とリベンジを誓う成勲さん。残されたチャンスは1月の「第7回全日本少年少女空手道選手権大会ジュニア空手リアルチャンピオンシップ」の1回のみ。有終の美を飾るため、今日も道場へ向かう。

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