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明石城を中心とする明石公園。城下町一帯が重点区域に設定された=明石市明石公園1
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明石城を中心とする明石公園。城下町一帯が重点区域に設定された=明石市明石公園1

 地域の文化財をまちづくりの核に位置付けて継承していこうと兵庫県明石市が策定した「市文化財保存活用地域計画」が文化庁の文化財審議会から認定された。国に文化財登録を提案できるほか、文化財の保存と活用に国の補助が受けやすくなる利点があるといい、商工・観光業との連携促進など新たな取り組みにつなげていく。(松本寿美子)

 過疎や少子高齢化を背景に地方の文化財の消失が懸念される中、同計画に基づき保存活用を図ることで文化財を継承する体制づくりを進める狙いがある。

 認定制度は2019年度からスタート。明石市の認定は17日付。全国で58市町が認定され、県内では神河町、加西市などに続き、西宮市とともに6番目。

 明石市には国と県、市の指定・登録を合わせ、計66件の文化財がある。市は19年度から市民団体代表らも含めたメンバーで3カ年がかりで計画を作成。計画期間は22年度から9年間。

 計画では基本方針として、食文化の把握調査と魅力発信▽歴史文化コーディネーターの育成▽見学ルートや解説板設置など文化財と周辺環境の整備▽市立文化博物館の拠点機能拡充-の四つを設定。

 さらに明石城周辺の町並みや港の一帯を重点区域とし、歴史文化を生かしたまちづくりを優先的に進める。まず22年度から旧町名など歴史の歩みを伝える統一デザインの銘板・サインづくりに着手。地域から出品してもらった遺物を展示する場を設けて文化財的価値を与え、地元の誇りにつなげてもらう。

 将来的には、明石港の市指定文化財「旧波門崎燈籠堂(はとさきとうろうどう)」などの史跡を海から楽しむ周遊ルートづくりや、仮想現実(VR)端末を使った太寺廃寺塔の復元などを検討していくという。

 稲原昭嘉・市文化財担当課長は「地域の人に地元の良さに気付いてもらうことが一番の狙い。いずれ西部地域も含め、いろんな仕掛けで価値を『見える化』していきたい」と話す。

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