
ウイスキーを手にする平石幹郎社長(手前)と製造責任者の中村裕司さん=明石市大久保町西町
兵庫県の播磨灘から吹き上がる潮風が、酒蔵をやさしく包み込む。かつて日本酒や焼酎を貯蔵した建物には、ウイスキーの樽(たる)がずらりと並んでいた。
「この地の水で仕込み、樽の中で眠る間に外気を吸ったり吐いたりする。ウイスキーは風土に育まれるものなんです」。平石幹郎社長(71)が強調する。
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