明石北高生の絵で交通安全呼びかけ 山陽バスにラッピング車両登場
2022/03/31 05:30
明石北高校の有満美希さん(左)が描いたイラストがプリントされたバス=明石市大久保町松陰
明石北高校2年の有満美希さん(17)が描いたイラストが、兵庫県明石市内を通る山陽バス(神戸市垂水区)の車体にラッピングされた。明るいデザインで、交通事故防止を呼びかける。(有冨晴貴)
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イラストは同県警明石署が市内の高校から公募。寄せられた35点から、有満さんの作品が最優秀に選ばれた。行進するカモ親子と、それを見守る子どもたちの姿が描かれている。大きく「止まる 見る 待つで事故防止」と書いており「焦って運転している人に、この子どもたちのような気持ちを持ってもらえたら」という。
有満さんは明石北高の美術部長。他校の美術部の友人が地域のポスターを描いており「自分も地域と関わる絵を描きたくなった」という。
イラストは1日で描き上げたが、構図を考えるのに冬休みの2週間ほどかかった。「自分の絵をたくさんの人に見てもらえる機会は初めてでうれしい」と笑顔で話した。
山陽バスによると、ラッピングされたバスは10年以上の運用を見込んでおり、主に明石市東部から神戸市の間を走っている。同社の小幡晃士旅客部長(46)は「当社の運転手はもちろん、地域の方にも交通安全の意識を持つきっかけになれば」と話した。