2021酒造年度(21年7月~22年6月)に製造された日本酒の出来栄えを審査する全国新酒鑑評会で、特に優れていると認められる金賞酒に、兵庫県明石市から茨木酒造(同市魚住町西岡)と江井ヶ嶋酒造(同市大久保町西島)の酒が選ばれた。市内の蔵元から同時に金賞酒が出るのは初めてとされ、明石の酒造業界が活気づいている。
■江井ヶ嶋酒造「神鷹大吟醸35」 杜氏の取り組み結実
江井ヶ嶋酒造が金賞酒に選ばれるのは17、18酒造年度に続いて3回目。今回出品した「神鷹大吟醸35」は35%まで精米した同県三木市産の酒米・山田錦で仕込み、華やかな香りと心地よい切れ、山田錦ならではの膨らみや味わいを出した。
酒造責任者の杜氏(とうじ)、中村裕司さん(50)は「ほぼ全ての工程を手作業で行う中で、香りと味のバランスにこだわり、嫌な香りが一切付かないように細心の注意を払った」と話す。
平石幹郎社長(71)は「日本酒は造り手の技や感性を映すので、中村杜氏の日々の取り組みが実を結んだ」と顔をほころばせる。
また、4月にロンドンで開かれた品評会インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)日本酒部門の大吟醸の部でも金メダルを取った。(長尾亮太)
■茨木酒造「来楽」 「街を酒造で盛り上げ」
茨木酒造は、主力の「来楽」で受賞。杜氏の茨木幹人代表(42)は「鑑評会では、欠点のない酒が求められる。技術力が無いと金賞は取れず、受賞はとてもうれしい」と喜ぶ。
2015年にも金賞を獲得している同酒造。それ以降は新型コロナウイルスの影響で審査が中止された年もあり、金賞まであと一歩及ばなかった。
来楽は飲みやすく、爽やかな味わいが特徴。7年ぶりの金賞だが「今年から変えたことは特にない。ようやく評価してもらえ、念願がかなった」という。
「日本酒を飲まない人にも、今回の受賞をきっかけに興味を持ってほしい」という茨木さん。「明石という街が酒造りから盛り上がればうれしいし、その担い手になりたい」と意気込んでいる。
(有冨晴貴)
【全国新酒鑑評会】酒類総合研究所などが催す鑑評会は、日本酒の品質や製造技術の向上を目的に1911(明治44)年に始まり、今回で110回目。香りや味の調和、特徴などを評価する。全国から826点が出品され、405点が入賞酒に、うち205点が金賞酒に選ばれた。

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