サーフィンで大けがの女性、リハビリ通じトレーナーに ベストボディジャパンにも挑戦「きれいになるお手伝いを」
2022/06/08 05:30
大けがを経てジムのパーソナルトレーナーとなった二星茜さん=明石市魚住町錦が丘4
サーフィン中に大けがを負い、リハビリの過程でパーソナルトレーナーを志した女性が、兵庫県明石市で新たにオープンしたジムで働いている。体の健康的な美しさを競う全国コンテストにも出場し、体づくりの魅力を伝える。(有冨晴貴)
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兵庫県明石市に住む二星茜(にぼしあかね)さん(32)。播磨町から移転したパーソナルジム「Change(チェンジ)」(同市魚住町錦が丘4)に、6月から勤めている。
二星さんは2018年2月、インドネシアのバリ島でサーフィンをしていた時、岩場に背中から激突。腰椎破裂骨折の重傷を負い、骨をボルトで固定する手術を受けた。
幸い一命をとりとめたものの、半年ほど足にしびれが残った。背中は以前の8割ほどしか曲がらず、可動域を取り戻している途中だという。後遺症がひどかったころは、家にこもりがちで体重も増え「このままではだめだと思った」。けがの約半年後に、パーソナルトレーニングに通い始めた。
そこからトレーニングにのめり込んだ。次第に専門知識を身につけ、トレーニングを教える立場になりたいと思い始めた。21年から、ジムのインストラクターとして勤め始め、体の健康的な美しさを競うベストボディジャパンにも挑戦。全国大会にも出場した。「私のような大けがをした人でも結果を残せると証明し、ジムに通う人を勇気づけたかった」
6月からは、より一人一人に密着した指導ができるようにと、同店でパーソナルトレーナーに転身。二星さんは「トレーニングを通じて、きれいになるお手伝いができれば」と話す。パーソナルジムChangeTEL078・947・2727