さかなクンが描いたカラフルな魚、ラッピング電車に 山電で「豊かな海づくり号」運行

2022/07/02 05:30

さかなクンとコラボした電車「豊かな海づくり号」=明石市二見町東二見

 11月に兵庫県明石市で開かれる「全国豊かな海づくり大会」を記念し、山陽電鉄は1日、明石たこ大使のさかなクンが原画を描いたラッピング電車「豊かな海づくり号」の運行を始めた。市内外に同大会をPRする。(川崎恵莉子) 関連ニュース 【写真】漁船90隻が集まり海上パレード 豊かな海づくり兵庫大会プレイベント 11月の海づくり大会 高校生らのメッセージや佐渡裕さん指揮のオケ演奏 実施計画が決定 山電駅舎に住民憩いの空間 健康講座や歌声サロン、パン販売が人気に 明石

 電車は5000系の普通車とS特急(いずれも4両編成)が阪急・阪神神戸三宮駅-山陽姫路駅を往復する。運行は11月13日まで。
 車体には、さかなクンが色鉛筆とペンで描いたタイやアナゴ、エイなどのイラストと、県のマスコット「はばタン」があしらわれている。山陽明石、林崎松江海岸、江井ケ島、東二見、西二見の各駅にはフォトスポットを設置し、スタンプラリーを実施している。
 山陽電鉄東二見車両基地(二見町東二見)であったお披露目式で、さかなクンは「小さい頃から憧れの明石で自分の絵を使っていただきうれしい。皆さんに海に関心を持ってもらい、明石の海に元気が戻ってくることを願いたい」と話した。
 さかなクンは、創立150周年を迎えた二見小学校も訪れた。2日の半夏生に合わせ、市内の小中学校の給食にはタコの唐揚げが出され、二見小の児童たちは別室にいるさかなクンとオンラインで給食を味わった。体育館では、さかなクンのタコにまつわる特別授業やタコつぼにチョークでイラストを描く授業もあった。

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