乙女心くすぐるキッチンカー、明石に登場 色鮮やか「映える」ミルフィーユ人気

2022/08/18 05:30

ミルフィーユを持つ藤波紫乃さん(右)、濱田千尋さん=明石市大久保町大窪

 兵庫県明石市内を中心に出店するスイーツのキッチンカーが、7月から走り始めた。フランス菓子のミルフィーユを看板商品に、韓国的な「映え」もアピールし、女性を中心に早くも人気を集めている。(有冨晴貴) 関連ニュース 義理の姉妹2人で移動販売、その名も「ヨメパン」 健康志向の「もっちり」チュロスが人気 女性3代で再出発、80年続いた鮮魚店が喫茶店に 手作りケーキも人気「住民が集える場に」 貨物コンテナ、中にすき焼き?! 異例の大ヒット駅弁


 ショッキングピンクの車体が目印の「CHEGOsuru(チェゴスル)」。韓国語で「最高」を意味する「チェゴ」と、日本語の「する」から命名した。
 オーナーは藤波紫乃(しの)さん(32)。藤波さんが誘った濱田千尋さん(31)と2人で運営している。藤波さんは子どものころから、客との距離が近いキッチンカーを運営することに憧れがあったという。
 転機は今年3月。同じく明石市内を中心に営業するハワイアン料理のキッチンカー「Loco Kii(ロコ・キー)」がスタッフを募っており、それに応募した。「またとないチャンスだと思った」と藤波さん。7月まで同店で働いてノウハウを学びながら、商品開発など独立の準備を進めた。
 チェゴスルが看板商品に据えるのは、パイ生地でクリームやフルーツなどを挟むフランス菓子のミルフィーユ。イチゴ、モモなど、10種類以上がそろう。果物の色彩だけでなく、ハート形に切り抜いた生地がかわいらしい。飲み物は、蜂蜜につけたレモンの果肉を炭酸水で割る「エイド」が暑い夏場にうれしい。韓国で流行しているといい、鮮やかな見た目で写真映えする。
 藤波さんは「若い女性はもちろん、スーパーなどに出店すると主婦や年配の方にも好評」と話す。同店の出店予定などはインスタグラムから確認できる。

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