【落語会】神戸出身 桂文之助さん 8月13日に尼崎 昨年ネタ下ろしの噺も

2022/08/01 10:59

8月13日にピッコロシアターの「ピッコロ寄席」でメインの会が開かれる桂文之助さん

 神戸市長田区出身の上方落語家・桂文之助さん(66)が8月13日、県立ピッコロシアター(尼崎市)主催の「ピッコロ寄席」で落語会「桂文之助の会」を初めて開く。 関連ニュース 消えぬ戦争の苦しみ 満州で母と祖父犠牲、8歳で孤児に 京都の黒田さん、満蒙開拓団の体験語る ソフトバンク1位の村上投手「いち早く戦力に」 神戸弘陵高で激励会、飛躍誓う 本場のサンタさんは手がフワフワ! 記念撮影やお菓子配り、子どもら大喜び 三田各地でイベント

 文之助さんは兵庫高校を卒業後、1975年に故・桂枝雀さんに入門。雀松の芸名で活躍し、気象予報士の資格を持つことでも知られる。2013年に大名跡・文之助の三代目を襲名。18年にオープンした喜楽館では「番組編成委員長」として運営に力を入れる。
 文之助倶楽部は、大阪の天満天神繁昌亭を会場に年1、2回のペースで続けてきたが、かねて「故郷の寄席でもできれば」と考えていたという。
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 ピッコロ寄席は1983年から毎夏、枝雀さんの独演会を開催。没後の一門会では5人が1席ずつ演じてきたが、今年は文之助さんがメインの会として、トリと中トリを飾る。
 演目の「仔猫(こねこ)」は枝雀さんが好んだ、怪異味のある夏向きの噺(はなし)。「夢の酒」は昨年ネタ下ろししたばかりの東京の噺で、「上方ではあまり演じる人がいない」という聞き物だ。
 ほかに一門筆頭の桂南光さん、兵庫高校の後輩でもある桂まん我さん、枝雀さんの長男の桂りょうばさんが出演する。午後2時開演、3千円(高校生以下1500円)。ピッコロシアターTEL06・6426・1940

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