【本】浜田桂子著「へいわってどんなこと？」（童心社）　日中韓作家の平和絵本　「自分たちは恵まれているんだよ」

　■三和書房（尼崎市）　藤崎雅子～神戸新聞ブッククラブより 関連ニュース ＜経済小説の迫真　同時代の光と影＞(30)高杉良著「最強の経営者　アサヒビールを再生させた男」　組織活性化の極意に迫る ＜書評＞どうして死んじゃうんだろう?　細川貂々著　思索の旅の先に差す光 「楠木正成・正行・正儀　南北朝三代の戦い」生駒孝臣著　通説に一石、実像に迫る＜ひょうご選書＞

　終戦の日が近いので、ぜひ読んでほしい一冊を紹介します。浜田桂子著「へいわってどんなこと？」（童心社）。日本・中国・韓国の作家が手をつなぎ、子どもたちに送る平和絵本です。
　ご飯が食べられること、お友達と遊べること、勉強ができること…。全ては平和だからできることです。３カ国の絵本作家たちは平和しか知らない今の子どもたちへ、「自分たちは恵まれているんだよ」と伝えます。
　「戦争とは何か？」よりも「平和とは何か？」の方が、今の子どもたちには分かりやすいと思います。じっくり何回も何回も読んでほしいし、読み聞かせてもほしい絵本です。

　◇神戸新聞ブッククラブへの加盟申し込みや問い合わせはＴＥＬ０７８・３６２・７０７７（平日のみ）


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