ハンセン病問題を扱った長編漫画「麦ばあの島」テーマのパネル展開催中 園田東生涯学習プラザで9月30日まで

2022/09/06 14:31

 ハンセン病問題を扱った日本初の長編漫画「麦ばあの島」(すいれん舎)をテーマにしたパネル展が尼崎市食満5の園田東生涯学習プラザで開かれている。9月30日まで。 関連ニュース 【旧優生保護法】差別の根本、切り込めるか ハンセン病検証モデルに <随想>佐藤そのみ ほんの少し歩いてみる 「全ての差別がなくならないと意味がない」 ハンセン病元患者の志村康さんが教えてくれたこと

 麦ばあの島は、岡山県の離島にある国立療養所邑久光明園を舞台に患者や家族の苦悩を描いた4巻800ページの大作。元兵庫県職員で漫画家の古林海月(ふるばやしかいげつ)さんが2005年から12年間にわたって回復者ら約20人に取材して17年に完成させた。
 パネル展では、患者の体験を基にしたアニメのDVD(15分)も放映する。午前9時~午後9時(水曜のみ午後5時半まで)、無料。同プラザTEL06・6491・2361

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