3年ぶりに尼崎市農業祭 「武庫一寸」「尼イモ」「田能の里芋」…農地減る中でも伝統野菜をブランド化 「地産地消でイメージアップを」11月6日

2022/11/03 10:24

「田能の里芋」の収穫作業を手伝った園児たち=尼崎市田能6

 尼崎市などは6日、市役所東側の橘公園(東七松町1)で3年ぶりに「尼崎市農業祭」を開く。市内の農地は減少の一途をたどるが、農家らは絶滅寸前だった「武庫一寸(ソラマメ)」「尼いも」「田能の里芋」などの伝統野菜を復活させた。市も市内産の野菜を「あまやさい」としてブランド化し提供の場を増やしている。

 農業祭は市などが企画。あまやさいをはじめ、市内産の米などを販売し、子ども向けイベントもある。
 市は2016年の市制100年を機に、尼藷などを使った給食を全小学校で実施。21年度からは市内産の米を使った給食を年数回提供し、尼崎の海で捕れた魚も出している。
 市は「地産地消はまちへの愛着やイメージアップにもつながる」と期待する。
 午前9時半~午後2時ごろ。JA兵庫六甲尼崎営農支援センターTEL06・6433・3441(広畑千春)

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